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コラム 『株式先物市場の大きな変化』

(株)トレーダーズ・アンド・カンパニー 廣重勝彦氏


「先物に振り回されて相場は乱高下!」・・・最近の株式のニュースでよく見 かけるフレーズです。そこには、ヘッジ・ファンドなどの特定の取引主体が、 先物の大口売買で相場を売り崩したりしているというイメージがありそうです。

ただ、実際の先物の商いをきちんと見ると、大口の売買が相場に強烈な影響を 与えるケースはそれほど頻繁にあるわけではありません。むしろ、最近では、 先物の小口の売り買いが五月雨(さみだれ)的に入ることで、相場が結果的に 大きく動く場合の方が多そうです。実は、これは先物市場における個人の急増 が影響していると見られます。

というのも、大阪証券取引所のデータによると、2003年の時点では、個人の日 経225先物の全取引におけるシェア(割合)はわずか1%弱、そして委託取引に 限ってもシェアは2%でした。しかし、これが急速に伸びています。今年8月の 単月では、全取引数における個人のシェアが1割弱、そして委託の中のシェアは 2割に近づいています。毎年、ほぼ倍のペースで、先物取引における個人のシェ アが上昇しています(表参照)

日経225先物先物の個人取引の推移(年間)

                       (単位 千枚)
取引総数個人取引比率(A)委託総数比率(B)
2003年253202120.8%104622.0%
2004年276474521.6%147953.1%
2005年3395213724.0%178717.7%

*比率(A)は取引総数に対する個人取引の比率
*比率(B)は委託総数に対する個人取引の比率

ところで、先物取引には、ヘッジ取引、裁定取引、そして投機取引の3つの種類 があります。前2者は、資金の潤沢な機関投資家などに限られる取引。したがっ て、個人が先物市場で通常行う取引は投機です。とするならば、個人の取引シ ェアが高まったということは、それは先物全体の取引における投機の割合が高 まったと見ることもできそうです。また、先物取引への参加者の絶対数が増加 したということでもあります。2003年以前の先物市場は、機関投資家、証券デ ィーラーそして外国人というプロだけが取引の主体でしたから、市場参加者の 人数自体は限られていました。しかし、個人取引の増加で、いまや先物取引市 場への参加者、ないしは先物人口が飛躍的に多くなりました。

したがって、これだけの取引主体の劇的変化が相場になにも影響を与えないと いうことは考えにくいでしょう。まず、投機が増加するということは、日中の ボラティリティ(株価の変動性・変動幅)の増加を予想させます。というのも、 現状を見る限り、個人のトレードの特色は、「一方向に一斉に」です。個人の 多くが利用するブレイク・アウト・ルール(相場の放れにつく)やストップ・ オーダー(逆指値)は、相場の流れにつく、すなわちトレンドに乗ろうとして いる点でもちろん合理的。ただし、これは順張りですから、「上がれば買う・ 下がれば売る」ということで、相場のある方向への動きを増幅させます。そう なると、先物価格の動きは大きくなり、日中のボラティリティは拡大する可能 性があります。これが個人シェア拡大の1つの効果でしょう。

そして、もう1つのポイントである参加者の絶対数の増加は、次の2つの意味を 持ちます。まず、先物市場への資金の流入です。現物取引から先物取引へ、あ るいは他の商品から株式先物へ、証拠金や決済資金として新しいお金が流れ込 んでくるということ。そして、第2点は、先物市場の大衆化です。そこでは、 この取引に対して高度な技術のある人から、まだまだ発展途上の人まで様々。 ですので、同じような取引をしながらも、紙一重で大きな利益を残せる少数の 人と、小さな損を重ねる多くの人に分かれていく可能性はあります(それはど の市場でもいえることですが・・・)。

さて、そうなると「投機が増加してよいのか!?」という議論がすぐに聞こえ てきそうです。しかし、逆にそれが悪いという結論は短絡的です。というのも、 機関投資家がヘッジ取引を行いたい時にこれを瞬時に行うためには、そのイン フラとして投機が必ず必要だからです。相場のリスクを減らしたいと考える投 資家に対し、そのリスクを替わりにかぶっても高い利益を追求しようとするの が投機家です。すなわち、投機家がいるからこそ、先物に十分な流動性が生ま れ、そこではじめて現物株式のリスク・ヘッジが可能となります。それが年金 等の最適な運用につながり、国民経済に資するのです。

そうなると、先物市場を円滑に運営するためには、どうしても投機を市場にひ きつけなければなりません。ところが、投機に対してネガティブな評価がなさ れていた時代には、その投機家の役割は証券会社のディーラー(自己売買部門) が担ってきました。ただ、証券会社もリスク管理が厳しくなっている現在、い つも十分な流動性(投機の売買)を市場に提供できるのかは疑問です。実際、 日経225先物取引全体におけるディーラーのシェアも、2003年は6割近くありま したが、現在は5割を下回っています。ただし、それは、役割分担の委譲がスム ーズに行われている結果ともいえそうです。すなわち、そこに個人が新たな投 資主体として登場した意義があります。

もっとも、国民経済的な役割を担おうというボランティア精神から、個人の先 物市場への参加が増えたのではなく、先物市場に個人の投機をひきつけるだけ の魅力があったためです。すなわち、それがボラティリティの増大と資金の流 入です。というのも、この2つが投機における利益の源泉です。その理由は、こ の逆を考えれば明らかでしょう。相場が動かず(ボラティリティが低い)、し かも資金が逃げていくマーケットでお金を儲けようとするのは至難のわざです から。結局、投機で儲かるのは、ボラティリティが高くてお金が入ってくるマ ーケットなのです。

ということで、個人の参入で日中のボラティリティが上昇し資金が流入すれば、 そこに大きな利益のチャンスが生まれます。そして、それがまた新たな個人の 参入をうながすことになります。一方、それにより先物の大衆化が進めば、ス キルを人より磨くことでその中の勝ち組みに入る期待が強まるでしょう。その 結果が、日経225先物市場における個人のシェアの拡大です。

日経225先物先物の個人取引の推移(月間)

                       (単位 千枚)
取引総数個人取引比率(A)委託総数比率(B)
1月36111945.4%164811.8%
2月36732075.6%172412.0%
3月47542465.2%25129.8%
4月35702707.6%169615.9%
5月46613377.2%225315.0%
6月53243406.4%269012.6%
7月33202918.8%158118.4%
8月38193669.6%197918.5%

*比率(A)は取引総数に対する個人取引の比率
*比率(B)は委託総数に対する個人取引の比率

今年の動きを見ても、1月〜3月の5%台から、すでに倍増の勢いです。ただし、この流れが続くためには1つのカギがあります。それは、個人が利益の追求だけでなく、 リスク管理の技術をしっかりと身につけることができるのかどうかです。相場 にはつぎつぎに厳しい局面が訪れますから、そこで個人が資金を失わず、きち んと生き残る技術を身につけることが大事。それができれば、先物の取引主体 としての個人の存在は確固たるものになるでしょうね。


廣重勝彦 (ひろしげかつひこ) 氏 】

(株)トレーダーズ・アンド・カンパニー調査部担当役員。内外の株式マーケッ ト情報を分析し、証券会社、機関投資家、および個人投資家に専用端末やイン ターネットで配信する。日本市場での株価指数先物取引の開始時には、同商品 のトレーディング (自己売買) 体制を構築した実績をもち、バブル醸成から崩 壊に至る期間も一貫した高パフォーマンスをあげ続ける。日本証券アナリスト 協会検定会員、日本テクニカルアナリスト協会正会員。

主な著書に『デイトレード入門 短期売買の極意』(日本経済新聞社) がある。


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