チャートギャラリーエキスパートに新たに加わった検証機能を利用して、 簡単なゴールデンクロスシステムの検証方法をみてみましょう。
(1) まずゴールデンクロスの仕掛け検索条件を作成します。
[ファイル]メニューの[新規作成 - 検索・検証条件]を実行して条件を追加
します。
条件1 移動平均10日が移動平均40日を上抜いた
条件2 出来高が100より大きい -> 出来が少ない銘柄をさけるため
(2) 手仕舞い条件のデッドクロスの条件を作成します。
[ファイル]メニューの[新規作成 - 検索・検証条件]を実行して条件を追加
します。
条件1 移動平均10日が移動平均40日を下抜いた
(3) 検証条件ダイアログボックスを開きます
仕掛け条件を開いた状態で、キーボードの F8 を押して検証条件ダイアログ
ボックスを開きます。 ここでは、次のように設定して検証します。
仕掛け方向: 買い
仕掛け時期: 翌日の寄り
保持期間: 条件指定
手仕舞い条件: デッドクロスの検索条件を指定
損切り: 10% 、最大保持期間20日
手仕舞い時期: 翌日の寄り
市場: 東証
検証期間: 98/1/1 - 08/1/1
手数料: 定額 1 (千円)
(4) 検証結果です。
トレンドフォローのシステムなので日経平均に左右されているのがよくわかり
ます。いろいろなアイディアでご自身のトレーディングシステムの評価をしてみ
てください。
チャートギャラリー開発者に聞きました
Q.
最近システム売買がちょっとしたブームですが、どう思いますか。
A.
今からブームに乗る人も多いと思います。システムを作ろうとして表計算ソフトやそれほど簡単でない独自の言語に時間を取られていた人は多いでしょう。
チャートギャラリープロのようにマウスと数字キーだけでシステムを作れると、敷居が下がったのではないでしょうか。
Q. ライバルも増えそうですが。(笑)
A.
ライバルに勝つために、道具の選び方もかぎになると思います。世の中はスピード勝負の時代ですから、銘柄や時期の違うたくさんのチャートを早く見て、アイデアを早く試せることが大切です。売買法を生み出すのはコンピュータでなく人間ですから。
Q.
証券会社のウェブ画面でもチャートを見られますが、それとチャートソフトとの違いは何ですか。
A.
例えば家計簿なら無料の表計算ソフトでも済みますけど、会社の決算なら専門の会計ソフトを使いますよね。専門のソフトには専門のノウハウが詰め込まれていますし、自分の人件費よりソフトを買うほうがずっと安いからです。
例えば、専門のチャートソフトは自分のコンピュータ上に価格データベースを置くので、銘柄ごとにサーバにアクセスしません。ですから仕事として毎日多くの銘柄を調べるのに向いています。
Q.
チャートギャラリーは発売から八年たちますが、バージョンアップが続いているということはかなり多くの要望が寄せられるのでしょうね。
A.
さらに一つのご要望からたくさんの機能が生まれることも多いです。パンローリングのソフトは投資経験者だけが作っていますし、出版社としてたくさんの売買法に触れていますから、ご要望の背景を理解しながら作っています。
サポートが無料というのはとても珍しいですけど、それもお客様のご要望を拾うためです。私たちのお客様は利益を上げている方が多いので、よい方向でソフトが発展しているのでしょう。
Q. ありがとうございました。
今回ご紹介したチャートギャラリー試用版は、投資戦略フェア2008の会場で配布されるほか、こちらから無料ダウンロードいただけます。
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