トップ ・ かごを見る ・
ご注文状況
・ このページのPC版
図解 商品ファンドのすべて
フューチャーズジャパン,
入や萬成証券株式会社
エム・ケイ・ニュース社
B5判 127頁 2005年12月発売
本体 1,500円 税込 1,650円
国内送料無料です。
品切れのためご注文いただけません。
(発送可能時期について)
究極の分散投資、商品ファンドの魅力をわかりやすく解説
マーケットの値上がり、値下がりに関係なく、常にプラスのリターン(絶対的リターン)を追求する商品ファンド。伝統的な投資手段が成熟するなか、商品ファンドは俄然注目される新しい投資対象なのです。
目次
第1章 商品ファンドって何?
- オルタナティブ投資とは?
- 商品ファンドって何? 投資信託の先物版です
- 投資信託と商品ファンドの違いは? 成績の評価方法が違います
- 商品取引と商品ファンドの違いは? 自分で運用するか、プロに任せるか
- 商品ファンドの強味は? イベントリスクに強い
コラム「マーコビッツのボートフォリオ理論と商品ファンド」
- 商品ファンドが注目されている理由は?㈰ フレキシブルな運用方法
- 商品ファンドが注目されている理由は?㈪ 分散投資先として有効な商品先物市場
- 商品ファンドの魅力は?㈰ 有事に強い(保険機能)
- 商品ファンドの魅力は?㈪ レバレッジを活かした運用効率
コラム「リスクをもってリスクを制す」
- 商品ファンドのリスクは? マーケットリスクが存在します
- 販売会社が倒産したせどうなるの? 重大な損失が生じる恐れがあります
コラム「ブラックマンデーと商品ファンド」
第2章 日本の商品ファンド
- 商品ファンドに関する法律は? 商品ファンド法で管理されています
- 商品投資販売業者にも区分があると聞きました 四種類に区分されています
- 商品投資顧問業者の仕事は? 投資の判断をするのが仕事です
- 商品ファンドのプレーヤーたち㈰ 商品投資販売業者
- 商品ファンドのプレーヤーたち㈪ 商品投資顧問会社
- 商品ファンドのプレーヤーたち㈫ トレーディング・マネージャー
コラム「スタープレーヤーを探せ」
- 投資家保護はどうなっているの? 投資家保護は徹底しています
コラム「我が身に着ける『インベスト』、離れていく『投資』」
第3章 商品ファンドの形態
- どのような契約形態があるの? 三つのタイプに分かれています
- どのようなどのような運用を行うの? 積極運用型と元本確保型があります
- 商品投資顧問にはどのようなタイプがあるの? 様々な運用スタイルがあります
コラム「商品ファンドとヘッジファンドは同級生」
コラム「リターンとリスクをシャープに見極める」
第4章 商品ファンドの実際
- 商品ファンドはどこで購入するの? 商品・証券会社など62社で
- 商品ファンドはいつでも購入できるの? いつでも購入できるタイプが主流です
- 商品ファンドを購入するタイミングは? 商品市況が活発な時は好機
- 途中から購入(追加購入)できるの? 「追加型」はいつでも購入可能
- 途中から購入できるの(追加購入) 大半は100万円以下から
- 中途解約はできるの? 「オープン型」は原則可能です
- 解約する時の手数料は? ファンドによって異なります
- 分配金っていつもらえるの? 通常年1回。再投資されるものもあります
- 投資期間はどのくらい? 5年前後と10年超が主流です
- 購入前のチェックポイント㈰ 募集概要は必ず読もう
- 購入前のチェックポイント㈪ ファンドの概要は必ず読もう
- 契約時交付書面って何? 契約に関する最終確認です
- リスク・ディスクロージャーステートメントって何? 商品ファンドの関するリスクが記されています㈰
- リスク・ディスクロージャーステートメントって何? 商品ファンドの関するリスクが記されています㈪
- 運用開始までのスケジュールは? まずは資料請求から
- 商品ファンドを選ぶポイント㈰ 運用成績や性格の違いを使い分けよう
- 商品ファンドを選ぶポイント㈪ 投資目的を明確にしよう
- 商品ファンドを選ぶポイント㈫ 新商品は必ずチェックしよう
- 商品ファンドの成績はどう評価するの? 数字だけではなく傾向も評価しよう
- 予定利回り、予想配当率って何? 必ず貰えると約束されたものではありません
- 騰落率と利回りはどう違うの? 騰落率は「資産価値の増減率」
- 経費はどのくらいかかるの? 参加手数料や管理報酬、成功報酬など
- ドローダウンって何? 純資産価値のピークからの下落率
- NAVって何? いわばファンドの「時価」です
コラム「ベンチマークのいろいろ」
- VAMIって何? 資産の増減を示す指標
- 購入したらここをチェック㈰四半期報告書の見方 運用実績と方針の実態を確認する
- 購入したらここをチェック㈪月次レポートの見方 運用状況と今後の方針を確認する
- 商品ファンドの税金は? 総合課税と源泉分離課税
コラム「パーサーから大使館副領事、経済誌編集者、そして…」
第56章 情報を収集しよう
日本商品投資販売業協会のホームページを活用しよう
日本の商品ファンドに関わる機関
海外の商品ファンドに関わる機関
商品投資販売業者一覧
商品ファンド 用語集
プロローグ
モノからカネへ、伝統的金融商品からコモディティへ
投資の世界ではよく「日本は、欧米に比べて10年遅れている」と言われます。
なるほど、最近IT長者たちが相次いで仕掛けて話題になっている「敵対的買収」は、欧米の証券市場ではすでに10年以上前から大きなニュースになっていましたし、新規公開株市場の人気化も、また同様です。バブル崩壊後の90年代、わが国の投資家の多くが、ゼロ金利、株式市場の低迷、不動産価格下落で資産を減らす中、欧米のファンド・マネージャーたちが、同じ日本の株式市場でデリバティブ(金融派生商品)を利用して莫大なサラリーを稼いだり、不良資産を買い叩いて莫大な収益を上げたりするのを見て、彼我の運用力の格差にため息をついた読者も多かったに違いありません。
一方で、読者の中にはこう考えられる方もいるかもしれません。「日本は、世界一のモノ作りの国。カネでカネを作る欧米型の『投資』は似合わないよ」。
IT長者たちの「投資」が、とかく敵視されがちなのも、こうした従来の日本人気質が今も根強く残っているからとの見方もあります。
しかし、本当に日本と欧米とは違うのでしょうか?
日本と同様に、米国にも「鉄道王」「自動車王」「石油王」を生んだ歴史があります。しかし、やがては、その古い役割を日本など成長途上にあった国々に譲らざるを得なくなりました。むろん、一方で米国のIT産業に代表されるように、部分的には「モノ作り」による革新もありましたが、同時に、商品ファンドやヘッジファンドの隆盛にも見られるように、これまで蓄積した資産を運用して利益を得る投資立国への変貌が今の欧米諸国を支える大きな柱の一つになっていることも間違いありません。
日本も今、韓国や中国などアジア諸国の成長に伴い、否応なくかつての欧米と同様、従来型の「モノ作り」を見直さざるを得ない状況にあります。と同時に、超低金利、年金危機など、個人レベルでも「カネ作り」について真剣に考えなければならない時代に突入しています。
カネ作りといっても、その対象や方法は様々です。ただ、投資の基本はいつの時代も「成長する(動く)」ものに投資することです。その意味では、すでに「先食い」されている先進諸国の株式や国債ではなく、かつて日本がそうであったように、中国など振興諸国の株や国債などが有望かもしれません。しかし、これらの国々の個別金融商品はまだまだ不透明であり、買うのが難しいのも事実です。
これに対して、ここ数年、金融技術を駆使して世界中の商品、金融、証券先物市場を投資対象として、特に欧米で大きな注目を集めているのが、この本でご紹介する「商品ファンド」です。
ファンドはよくレストランに例えられます。家庭で作る料理も良いですが、プロのシェフが、優れた食材を選び、美味しく調理する料理を、気持のよいサービスと共に安心して食べることが出来るのがレストランの魅力です。
商品ファンドが投資する世界の商品先物市場の価格は、80年代以降、安値安定で推移してきましたが、ここ数年は原油や金価格の歴史的な高騰にも見られるように大きく動き始めています。そして、「12億の胃袋」を持つ中国などの振興諸国の成長を背景に、今後も活況が続くと見られています。つまり「優れた食材」には事欠かないのがこれからの商品ファンドなのです。
あとはレストラン同様、お気に入りの商品ファンドを選ぶだけです。この本を読んで、あなたに適した商品ファンドをご賞味ください
そのほかのお薦め
この商品の著者による商品一覧:
フューチャーズジャパン,
入や萬成証券株式会社
トップページへ