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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/06 08:37, 提供元: フィスコ 前場に注目すべき3つのポイント〜「高市トレード」への思惑が高まる〜*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント〜「高市トレード」への思惑が高まる〜6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■「高市トレード」への思惑が高まる ■安川電、26/2上方修正 営業利益480億円←430億円 ■前場の注目材料:富士通、エヌビディアと協業拡大、AI産業革命、日米でけん引 ■「高市トレード」への思惑が高まる 6日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。3日の米国市場はNYダウが238ドル高、ナスダックは63ポイント安だった。米政府機関閉鎖問題が短期に決着がつくとの楽観的な見方のほか、米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げ期待が根強く、ディフェンシブ株を中心に買われた。一方で、FRB高官の利下げに慎重な姿勢を受けて、半導体株などは利益確定の売りが優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の46025円、円相場は1ドル=149円20銭台で推移している。 自民党の総裁選挙が4日投開票され、高市早苗氏が選出された。これを受けて為替市場では1ドル=149円前半と大きく円安に振れて推移しており、「高市トレード」への思惑が高まりそうである。先週末の日経平均株価は800円を超える大幅な上昇で45700円台にのせており、ボリンジャーバンドの+1σを上回って終えていた。日経225先物はナイトセッションで小動きだったが、46000円を上回って終えている。日経平均株価は9月19日のザラ場高値45852円突破から、+2σの46633円が射程に入ってきそうだ。 朝方はインデックスに絡んだ資金が集中すると考えられ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型をけん引する形になりそうだ。ただ、「高市トレード」が意識されることで、TOPIX型への資金流入が膨らむ可能性もあるため、物色対象に広がりがみられることになりそうである。また、高市氏のこれまでの発言を受けて、関連する銘柄を探る動きも活発化しよう。 一方で、米国では米政府機関の一部閉鎖で9月の米雇用統計の公表が後ずれしていることは影響しそうだ。長期化によって想定以上に米経済活動を押し下げる可能性があることから、やや神経質にさせる可能性はありそうだ。買い一巡後にこう着感が強まるようだと、短期的な売り仕掛けの動きが意識されてくるだろうが、押し目狙いのスタンスで対応したいところである。 ■安川電、26/2上方修正 営業利益480億円←430億円 安川電<6506>は2026年2月期業績予想の修正を発表。営業利益は430億円から480億円に上方修正した。米関税政策を巡る不透明感はあるが、工作機械や半導体製造装置に組み込むサーボモーターなどを含むモーションコントロール事業とロボット事業の利益見通しを引き上げる。 ■前場の注目材料 ・日経平均株価は上昇(45769.50、+832.77) ・NYダウは上昇(46758.28、+238.56) ・シカゴ日経225先物は上昇(46025、+85) ・米原油先物相場は上昇(60.88、+0.40) ・為替相場は円安・ドル高(149.10-20) ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・富士通<6702>エヌビディアと協業拡大、AI産業革命、日米でけん引 ・ホンダ<7267>ブラジル2輪工場に投資、生産能力14%増、新たに350人雇用 ・京浜急行電鉄<9006>自動運転を横浜で実証、日産自動車などと来月から ・アズビル<6845>石油・化学品向け調節弁、高さ40%抑え性能向上 ・ソフトバンク<9434>東京大学と、AI×データ連携、基盤構築へ年内に連合 ・日立<6501>オープンAIと提携、DCに電力安定供給 ・AGS<3648>経産省のサイバー防御評価で供給網に星取得提案 ・日本板硝子<5202>米で大型ルーフガラス生産、加工設備導入 ・東レ<3402>セパレーターフィルム合弁をLG化学に売却 ・東邦ガス<9533>メタンから水素・固体炭素、熱分解技術を実証 ・JAL<9201>航空大手、乱気流予測を高精度に ・大成建設<1801>測位情報3Dで即確認、迅速・正確な施工管理 ・京王電鉄<9008>社長・都村智史氏、沿線開発で移動需要創出 ・戸田建設<1860>無機系繊維でコスト減、トンネル仮壁切削補強材 ・第一三共<4568>米に研究イノベ拠点、加州新興と連携 ・JR東海<9022>ハイブリッド式新車両、28年度から在来線に ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日本銀行支店長会議(地域経済報告穂国公表) ・特になし 《ST》 記事一覧 |