|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2024/05/11 13:42,
提供元: フィスコ
米国株式市場見通し:主要三指数は史上最高値更新を試す展開、注目は4月CPI
*13:42JST 米国株式市場見通し:主要三指数は史上最高値更新を試す展開、注目は4月CPI
来週の米国株は、引き続き年内の利下げ期待を材料に強い展開が期待できよう。主要3指数は3月もしくは4月につけた史上最高値に迫っていることから、高値更新となれば需給面も好材料となる。
高値更新のポイントになるのは、5月15日の4月消費者物価指数(CPI)と考える。足元のCPIは、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアの前月比の伸びが3ヵ月連続で+0.3%台後半、年率に換算すると+4%台と、FRBの物価目標である前年比+2%を大きく上回って推移している。仮に市場予想(前月比+0.3%)を上振れた際には、4.5%前後で落ち着いている米10年債利回りは再度上昇基調を強めるだろう。一方、市場予想通り伸びが鈍化した場合、米4月雇用統計の結果と合わせて、利下げ開始の後ずれ観測や年内ゼロ利下げ観測はより後退し、落ち着いていた米10年債利回りは下落傾向を強める可能性もある。米10年債利回りの低下傾向が強まれば、グロース企業が多いナスダックを中心に米国株は強い動きを見せるだろう。その場合、決算への期待感から反発基調を強めているエヌビディアや、史上最高値更新が目前のアルファベットなどハイテク株が相場の核になると考える。
経済指標では、14日に4月生産者物価指数(PPI)、15日に4月CPI、5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、4月小売売上高、週次原油在庫、16日に前週分新規失業保険申請件数、4月住宅着工件数、5月フィラデルフィア連銀景況指数、4月鉱工業生産指数などが予定されている。市場では4月CPIに対する関心が非常に高まっているが、14日に発表されるPPIも先々のインフレ加速の可能性を予見する重要な経済指標であることから注目しておきたい。
主要企業決算は、14日にホームデポ、ボーダフォングループ、15日にシスコシステムズ、16日にウォルマート、アリババ・グループ、バイドゥ、アプライド・マテリアルズなどが発表を予定している。今週で主力処の決算発表が一巡したことから、来週辺りから決算内容を受けた各証券会社のアナリストレポートが出始めるだろう。個別株の売買材料となりそうだ。
《FA》
記事一覧
2024/05/23 17:05:東京為替:ドル・円は反落、午後は米金利の失速で
2024/05/23 17:04:グリムス---剰余金の配当を決定
2024/05/23 16:58:23日の中国本土市場概況:上海総合1.3%安で反落、不動産株に売り
2024/05/23 16:51:東証グロ−ス指数は3日続落、主力株売り優勢で年初来安値を連日更新
2024/05/23 16:29:23日の日本国債市場概況:債券先物は143円73銭で終了
2024/05/23 16:18:米エヌビディアの好決算を受けて半導体関連株がけん引【クロージング】
2024/05/23 16:15:東京為替:ドル・円は下げ渋り、日米金利差で
2024/05/23 16:06:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は3日ぶり反発、アドバンテストやソフトバンクGが2銘柄で約148円分押し上げ
2024/05/23 16:05:日経VI:低下、株価大幅高で警戒感が後退
2024/05/23 15:56:東証業種別ランキング:電気機器が上昇率トップ
2024/05/23 15:56:いちご---いちごオフィスリート投資法人へのオフィスビル(4物件)の譲渡
2024/05/23 15:45:新興市場銘柄ダイジェスト:バードマンは大幅に3日続伸、アイズがストップ高
2024/05/23 15:30:日経平均は大幅反発、エヌビディア効果で半導体株強含む格好に
2024/05/23 15:27:住石HD、帝人、オカムラ食品工業など
2024/05/23 15:16:東京為替:ドル・円はやや失速、クロス円に追随
2024/05/23 15:02:日経平均大引け:前日比486.12円高の39103.22円
2024/05/23 14:55:出来高変化率ランキング(14時台)〜Oneトピクス、帝人などがランクイン
2024/05/23 14:47:ラストワンマイル---3日ぶり反発、簡易株式交換でSHCを完全子会社化、ネットマンション事業拡大
2024/05/23 14:41:日経平均は423円高、引き続き米経済指標に関心
2024/05/23 14:38:東京為替:ドル・円は動意薄、米金利は小幅上昇
|