Binanceがサクラエクスチェンジビットコインを買収し、日本市場への参入を発表しましたが、今後は日本でどのような展開をしていくのか、日本人はグローバル版のBinanceを利用できるのか気になる方も多いでしょう。
本記事ではBinanceの買収概要を踏まえ、日本人は今後グローバル版のBinanceを利用できなくなるのか、利用できないとどんなデメリットがあるのか解説します。
Binanceが国内取引所サクラエクスチェンジビットコインを買収し、日本市場へ参入!
2022年11月30日、大手仮想通貨取引所のBinanceが国内取引所のサクラエクスチェンジビットコインを買収し、日本市場へ参入することが発表されました。
Binanceは2018年に金融庁から国内での無登録営業を行わないように警告を受けていましたが、今回はBinanceが国内取引所を買収する形で日本の法令を遵守しながら運営できるようになります。
日本人は今後グローバル版のBinanceが禁止される?
2022年11月に経営破綻した仮想通貨取引所FTXは、Liquidを買収する形でFTX Japanが設立され、日本人ユーザーの新規登録が停止・FTXのアクセスが禁止になりました。
そしてBinanceも現在は日本の新規登録を停止しており、FTXと同様になるのであれば少なくともグローバル版のBinanceは新規登録できなくなる可能性が高くなります。
ただ、2022年11月30日時点では既存ユーザーはBinanceのサービスを利用できるため、今後は既存ユーザーのみ利用できる形になる可能性もあります。
グローバル版のBinanceが利用できないとどんなデメリットがある?
グローバル版のBinanceが今後利用できなくなると、以下のデメリットがあります。
- ボラティリティの大きい草コインを多く取引できない
- 高レバレッジの取引ができない
Binanceはボラティリティの大きい草コインを豊富に取り扱っており、リスクは大きいですが収益性も高いためトレーダーから人気を集めていました。
トレーダーは草コインをトレードしたり高レバレッジをかけてトレードしたりしているので、Binanceが利用できなくなれば収益機会が大きく減少するでしょう。
サクラエクスチェンジビットコインの取扱銘柄一覧
Binanceが買収したサクラエクスチェンジビットコインは、以下11種類の銘柄を取り扱っています。
- BTC
- ETH
- BCH
- XRP
- LTC
- ETC
- XEM
- MONA
- ADA
- XYM
- COT
国内取引所のためグローバル版のBinanceと比較するとまだ銘柄数が少ないですが、Binanceが世界で最も多くの銘柄を取り扱っていることを考えると、今後はより早いスピードでさまざまな銘柄が上場していく可能性も考えられます。
Binanceの今後の展開に注目!
Binanceは独自のステーブルコインBNBを取り扱っているため、今後は国内取引所でもドルに連動したステーブルコインを取引できるようになる可能性もあります。
もちろん金融庁の規制に遵守しなければならないため上場できない可能性も高いですが、既存の国内取引所を超える取引所となるのか将来性に注目しましょう。
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