今田大六、37歳。私大を卒業、地方銀行に就職して12年、いまだうだつの上がらね平社員であるが、ひそかに自身を名づけて「一発屋大六」―いつの日か一発やって周囲を見返し、人生の生甲斐をつかみたいという熱烈な想いである。 会社の機構に圧迫される現代のサラリーマンの、脱サラへの夢を、豊かなユーモアと風刺の中に描く、傑作小説。
総会屋錦城
城山三郎 新潮社 607 yen Readily available.
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