ぷっとコール倶楽部 【はじめてでもできる!米株オプション入門】
増田丞美
パンローリング
6か月更新, released in Sep. 2025
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米国株への投資は今や日本の個人投資家にとっても身近なものとなり、世界最大の成長市場である米国企業への投資によって、収益機会は大きく広がりました。
実際、世界の株式時価総額の約半分は米企業が占めており、その成長性や影響力の大きさから、米国株投資の人気が高いです。
しかし、株式投資は市場環境の変化や予期せぬ価格変動など、不確実性が常に伴います。一時的に利益を上げることはできても、長期にわたって安定して勝ち続けることは簡単ではありません。
ある証券会社の内部データによると、投資を始めてから1年以内に市場から撤退してしまう投資家は30〜80%に達することもあるとされ、現実の厳しさがうかがえます。
そこで重要になるのが、「勝ち続ける」ことよりも「大きく負けない」こと。
長く市場で生き残るためには、損失をコントロールする技術=リスク管理が不可欠です。その手法の一つとして注目したいのが、「個別株オプション」です。
■個別株オプションの特性
- 収益(キャッシュフロー)を得ながら
- 損失リスクを限定し
- 「時間」を味方につけて運用できる
という特性を持ち、米国では初心者がまず学ぶべき戦略として広く活用されています。
特に、「オプションの時間的価値は必ず減少する(タイムディケイ)」という仕組みを利用することで、戦略的に安定収益を目指すことが可能になります。もちろん、誤った使い方をすればリスクもある投資手法です。
しかし、正しい知識とルールを守る姿勢があれば、プロ投資家も活用する有力な武器となるのがオプション取引です。
■プログラム内容
本プログラムでは、米国および日本の株式(ETFを含む)を原資産とするオプション取引を扱います。
基本的には初心者向けですが、株式投資家でオプションを利用してみたいと考えている方にも役立つ内容です。
オプションの知識や取引経験が全くない方でも参加可能です。むしろ、そのような方を歓迎します。
本プログラムでは、難解なオプション理論にはほとんど触れず、ボラティリティ、デルタ、ガンマといった専門用語も使用しません。
株式やETFに関する基本的な知識があれば、誰でも理解・実践できるよう構成されています。
本プログラムの目的は、「インカム(収入)志向」のオプション戦略です。オプションの仕組みにより発生する収入を長期的に積み重ねていくことを目指します。
プロのトレーダーが扱うような高度な手法ではなく、誰でも実践可能で効果的な方法に特化し、それを深く広く、そして長く追求していきます。
また、「インカムとは何か」についても、プログラム内でわかりやすく解説します。
主な内容
- 米国株式(ETF含む)および日本株式(ETF含む)を対象とした「セキュアードプット売り(secured put-selling)」
- 米国株式(ETF含む)および日本株式(ETF含む)を対象とした「カバードコール(covered call)」
- イン・ザ・マネー・コール買いとアット・ザ・マネー・コール売り(米国株式および日本株式、ETF含む)
- 米国株式(ETF含む)を対象とした長期オプション(LEAPS)のプット売り
- 短期オプションのローリング
■オプションの「インカムゲイン」
「インカムゲイン」とは、一般的に「保有している資産によって得られる収入や利益のこと」を指し、株式の配当金や債券の利子、不動産の家賃収入などが該当します。
オプションにこの「インカムゲイン」という概念をそのまま当てはめることは難しいですが、上記の定義からイメージはある程度つかめるでしょう。
「インカムゲイン」と対になる概念に「キャピタルゲイン」があります。これは「保有している資産を売却した際に得られる利益」を指し、株式や債券、不動産、貴金属などの売買によって生じる利益です。
たとえば株式を空売りし、後に買い戻して得られる利益もキャピタルゲインです。つまり「トレーディング益(売買益)」のことで、売値と買値の差額によって得られる利益となります。
債券を保有している場合、クーポン収入(利息収入)はインカムゲインであり、債券価格の変動による売買益はキャピタルゲインに該当します。なお、キャピタルゲインを狙った取引にはキャピタルロス(損失)のリスクがあります。
一方、インカムゲインには基本的に“インカムロス”はありません。なぜなら、資産を保有していれば確実に取得できる収入だからです。
オプションにおけるインカムゲインの考え方
オプションは「資産」ではなく、時間とともに価値が減少する「ウェースティング・アセット(Wasting Asset)」です。そのため、一般的なインカムゲインの定義を適用することは困難です。
さらに、オプション取引で得られる利益は制度会計上すべて「キャピタルゲイン」として処理されます(本プログラムでは「管理会計」に基づいて説明します)。
これらの理解は、オプションを活用していくうえで非常に重要です。
実践編:オプションの売りによるインカムゲイン戦略
本プログラムでは「インカムゲイン」の獲得を目的とします。オプションでは、「売り」ポジションによって得られるプレミアム(収入)をインカムゲインと見なします。
実際、オプションを売却すると証券口座の現金が増えるため、これは明確な「収入」と言えます。
本プログラムでは、このような戦略を用いてオプション取引による資産形成を目指します。したがって、戦略の中心は「売り」にあります。
オプションには「プット」と「コール」の2種類があり、基本的な株式の知識があれば十分に理解・実行が可能です。
本プログラムでは難解な理論には立ち入りません。扱う戦略は限定的かつシンプルで、初心者にも実践しやすい内容となっています。
■インカムゲインを目的とした具体的な取引例
例1:米国株(AT&T)を使ったカバードコール・セキュアードプット戦略
・カバードコール戦略
T +100 @27.00
T [5/16/25] 27C-1 @1.00
「T」は米国の通信大手 AT&T のティッカーシンボルです。
この例では、Tを100株購入し(1株あたりの買値27.00ドル)、2025年5月16日満期・ストライク価格27ドルのコールオプションを1枚売却しています。これが「カバードコール」です。
・セキュアードプット戦略
T [5/16/25] 27P-1 @1.00
こちらはT株を購入せず、同じ期日・同じストライク価格でプットオプションを1枚売却しています。
この取引は、オプションが行使されると次のように変換されます:
T +100 @27.00
このようなプット売りには、株式を買い付けるための資金をあらかじめ用意しておく必要があります。これを「セキュアードプット(Secured Put)」と呼びます。
例2:日本ETF(日経225連動型ETF:1321)を使った戦略
1321 +1 @36,000
1321 [5/08/25] 36,000C-1 @1,000
1321は日経平均株価に連動するETFです。
この例では、1321を1株36,000円で購入し、同価格のコールオプションを売却しています。
・プットを使った例
1321 [5/08/25] 36,000P-1 @1,000
こちらはETFを購入せず、同じ条件でプットオプションを1枚売却する戦略です。
権利が行使された場合、「1321 +1 @36,000」となり、1株を買い付ける義務が生じます。
このため、株式購入代金を事前に準備しておく必要があります。
■学習方法
デイリーレポート(daily report)とサマリーレポート(summary report)を営業日に配信
→サンプル【AT&T】
■増田丞美
オプション取引の第一人者。
現在、WBP,LLC/Wish & Brains Partners代表(CEO)兼社長。米国コロンビア大学を卒業後、野村証券(東京・ロンドン)、米国投資銀行モルガンスタンレー(ロンドン)などを経験。 オプションに関しては株式、株価指数、ETF、債券、通貨、商品と幅広く多く の市場で取引してきた。現在は日本を離れ米国にてオプションの取引をしている。
主な著書に『最新版オプション売買入門』、『最新版オプション売買の実践』、『オプション売買の実践<日経225編>』、 『オプション倶楽部の投資法』(以上、パンローリング刊)、 『日経225オプション取引 基本と実践』、『日経225先物取引 基本と実践』 (以上、日本実業出版社)等、著書多数。
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