東方ビッグバン見聞禄

　日本版金融ビッグバンがここ３年ほど注目を集めて新聞、テレビなどで頻繁に取り上げられていたのを覚えていますか？その後、何がどうなったのでしょうか？“自分には関係ないよ”と思われている方々も多いのではないでしょうか？表面的には日本の金融システムが徐々に変わり、限られた個人投資家の人達が恩恵を受け始めたのは事実だと思われます。 ただそれが本当に正しいのか、正しい方向に向かっているのかどうか理解するには、日本以外での金融改革の流れを理解し、また比較したうえで、日本版ビッグバンで何が起こり、これから何が起こるのかを把握する必要があると思われます。
１　米国の金融改革とグローバルスタンダード
２　米国の投資信託とその位置づけ
３　投信ラップ口座の急成長の理由
４　米国の年金、日本の年金これからどうなるの？
５　日本版ビッグバンの中での個人の有効な資産運用は…

推薦文 2000.01.31

井本さんには、私のＴＶ番組 日高義樹のワシントン・レポート にサマーズ財務長官やキッシンジャー博士と並んで出演を願っている。
井本さんはアメリカの金融事情を良く勉強している。 同時にまた、日本の資産運用の欠陥について実に良く知っているのにびっくりさせられる。
これからの日本人は、自分の資産、富を自分で管理・運用しなくてはならないはずが、もともと日本では大蔵省自体、国民の個人の富が何かと言う事をも考えてこなかっただけに参考になる手引きにも事欠いている。 井本さんの経験をもとにしたガイダンスは何にも増して役に立つ力になる。
特に、この本ではアメリカの仕組みと同時に、日本の資産運用の欠点が実に明快に延べられている。 井本さんの知識と経験は、これからの日本への資産運用にはなくてはならぬものと思う。

日高義樹 ・日高レポート ＴＶ東京アンカーマン
・ ハーバード大学タウグマン・センター諮問委員
・ 全米商工会議所会長顧問
・ ハドソン研究所 シニア・フェロー
・ ＮＨＫ 元理事待遇アメリカ総局長

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