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レイモンド・A・メリマン/秋山日揺香/投資日報編集部 メリマンのフォーキャスト2020

メリマンのフォーキャスト2020

レイモンド・A・メリマン, 秋山日揺香, 投資日報編集部
投資日報社
B5判 日本語・限定版 2019年12月発売
本体 7,500円  税込 8,250円  国内送料無料です。
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2021年版はこちら

『フォーキャスト2020』【日本語版】のご案内にかえて

「サイクル」「アストロロジー(占星学)」「テクニカル」の3本柱で市場経済を読み解く分析集団MMA(メリマン・マーケット・アナリスト)。その創設者であるレイモンド・メリマン氏が、毎年発行する予測本『フォーキャスト』。今年もその2020年版をご案内する季節がやってまいりました。

本書は、上記の3本柱から米国及び国際情勢を予測。これに付随した各金融・商品市場(米国債、日米株式、ドル、ユーロ、円、スイスフラン、貴金属、原油、穀物)の動向を予測したものです。

アストロロジーに関しては2020年の水星、金星および火星逆行の解説に加え、米国大統領やFRB議長など、政治面や金融面で今後の世界情勢を左右しかねない有力指導者の出生図やFRB、NYSE(NY証券取引所)、そして米国の始原図から2020年の動きを予測。時には主要天体位相の発生時間と上記の始原図とを重ね「何故この時期は重要なのか」を解き明かして行きます。この分析は資料的価値が高く、それ故に過去の『フォーキャスト』を遡って購入される読者の方もいらっしゃるほどです。特に『フォーキャスト2012』に収録された「天王星、海王星、そして冥王星:500年のルネサンス・サイクル」は、SNS全盛のいま読み直す事で、現在が一種の“ルネサンス”なのだという事と思い知らされます。未読の方は、現在も販売しておりますので是非ご購入下さい。

実はこのルネサンスの話は数年前からしていたのですが、今回の案内文を書く段になってある映画の台詞を思い出しました。拙い訳ですが、その映画でオーソン・ウェルズはこう言っています。

イタリアではボルジア家の下で三十年間、戦争やテロ、流血沙汰が耐えなかった。しかし彼らはミケランジェロやダ・ヴィンチなどの偉大なルネサンス文化を生み出したんだ。一方、スイスを見てみろよ 麗しい友愛精神の下、五百年に渡る民主主義と平和が何を生み出したんだ?
鳩時計じゃないか。
映画「第三の男」(1949年)より

この台詞、実はオーソン・ウェルズのアドリブで、スイスは鳩時計を作っていない(発祥はドイツ)と、後でスイス側から猛クレームが来るのですが、注目は「ボルジア家の三十年―」の方です。

この十数年の革命的な技術革新の裏で、世界はいま、これまで以上に血生臭く、不穏な空気に包まれていると感じているのは筆者だけでしょうか。それが、以前からメリマン氏が指摘する“ザ・グレートリセット”の時間帯と重なって見えるのです。2020年2〜3月、山羊座の終盤から水瓶座の入り口の辺りで火星、木星、土星、冥王星がほぼ一列に並びます。メリマン氏は2019年を「リセット」に備える“セットアップ”の年としました。

2019年12月2日(米国時間)、株式市場の長期相場サイクルの天井と関連性を有する木星の射手座入居が終わりました。2020年1月12日(米国時間)、「倫理」「責務」「説明責任」をテーマとする惑星サインである山羊座の中で、同じく「説明責任」を意味する土星と、「負債」や「暴露」を意味する冥王星がコンジャンクション(0度)の関係になります。これは既に『フォーキャスト2018』の中でこう記されています“…表裏なく誠実な人間には褒賞を与え、一方腐敗や縁故主義にまみれ、自分の果たすべき役割や為すべき選択、取るべき行動に不誠実だった者には恐ろしい結果をもたらす。だから説明責任という観点から見て、これは非常に重要な時期だ。自分の過去を隠し通せる時ではない。冥王星(暴露)と土星(結果)が山羊座(審判)で一つになるのだ。これは政府の根底がリセットされる動きが形を取る時だ”。我々は、この記述が単なる寓話か真実を確認する時間帯に来ています。恐らくそれは、各種マーケットの値動きに反映されるでしょう。その意味で今回の『フォーキャスト2020』は、これまで以上に今後の投資戦略を練る上で重要な羅針盤となる筈です。

投資日報出版株式会社


メリマン氏、2020年1月前後に金融危機が勃発する恐れを警鐘

(2020年3月13日追記)

マンデーン(社会占星学)のパートでは、数年前から現在の時間帯が「ザ・グレートリセット」の期間であり、今回の記述では「山羊座のステリウム」や「ザ・グレートミューテーション」と呼ばれる用語をもって何らかの社会変革、それを巡る新旧勢力の対立、新時代の始まり、という事態を示唆していました。ウィルスは、そのきっかけであったのかも知れません。サプライチェーンにおける生産拠点であった中国の(事実上の)活動停止で、これまでの経済、政治体制がうまく機能しなくなっているという事が「山羊座のステリウム」内で起こっているという点は興味深いと思います。

この期間は、これまでの価値観を有する政府(土星)及び政治家と、それをサポートする「秘密の集団」の存在が冥王星の影響で露見し、これも冥王星の影響で債務(冥王星)問題が脚光を浴びる可能性を意味していました。従って本文中にウィルスの記述はありませんでしたが、少なくとも本書をお読みの方は、大なり小なり今回の混乱に対する心構えはあったのではないでしょうか。ウィルスとは無関係ですが、むしろ注目すべきはこちらの方ではないかと思います。

実際、メリマン氏は金融危機が勃発するかも知れない時間帯を2020年1月前後と以前から提示。その中心に(日本時間)1月13日に発生した土星・冥王星コンジャンクション(0度)の存在を挙げていました。この天体位相は経済史、世界史で重要な時期と関連性が高く、米国株は±11カ月で相場サイクルの天井と関係していると述べておられます(本書173ページ、及び255ページ)。

もう一つ注目すべき点は木星の運行と米国株式市場の長期相場サイクルの天井との関係です(本書169ページ)。メリマン氏が1900年以降の株式データを再検証したところ、木星が射手座の10度から山羊座の20度を運行している時間帯の何処かでダウ平均はトップアウトしている、という研究結果を本書に掲載しています。

木星は良くも悪くも「拡大」を意味します。今回は4月4日に木星・冥王星コンジャンクション(0度)が出現する影響もあるのではないでしょうか。木星がネガティブに機能した場合、それは「パニックとヒステリー」を意味します。木星は年末まで何らかの形で天体位相に関係しているので、相場、社会情勢共に今後の動向を考える上で本書は今読んでも充分に役立つものと思われます。


主な内容

マンデーンアストロロジーから見た
2020年の天体位相と世界経済動向
2020年各マーケット予想と重要変化日
・米国株、日経平均株価 米国債(Tノート)
・ドル円、ユーロドル、ドルスイスフラン
・貴金属、原油、穀物相場と天候予想
・上記銘柄のジオコスミック重要変化日
・2020年 星座宮別 個人の運気予測

投資暦・カレンダー・手帳・アストロロジー

そのほかのお薦め

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