イギリスでは金融サービス市場法の施行から7年が経過し、さらにEU全体でも域内市場の規制整備が進められるとともに市場間競争も活発化している。こうしたなかで、イギリスの(ロンドン)証券市場は国際的な市場としての機能向上を図り、国際金融センターとしての地位を一層強固なものとしている。 イギリスの証券市場が欧州地域のみならず世界のリーディング・マーケットとしての地位を維持すべくどのように改革に取り組んでいるか、その市場構造はどう変貌しているかといった点はわが国証券市場の将来を考える上で大いに参考となろう。 本書は1989年の初版から今回で5回目の改訂版である。従来版と同様に第一線の証券関係専門家の協力を得て取りまとめたもので、最新の情勢まできめ細かくフォローした解説書になっている。
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