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角山智 資産運用の強化書〜銘柄選びより大切な投資の基本〜

資産運用の強化書〜銘柄選びより大切な投資の基本〜

角山智
パンローリング
四六判 上製本 319頁 2008年12月発売
本体 1,800円  税込 1,980円  国内送料無料です。
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「A銘柄が良いかな、B銘柄が良いかな」と、
個別銘柄に振り回されているうちは真の資産運用をしているとはいえない。
資産が増えてこその資産運用だから、
利益に直結する「アセット・アロケーション」の確立が最優先になる。

立ち読み 立ち読みできます
まえがき | 第1章
DVD コア・サテライト戦略」と本書をあわせてお求めいただくとお得です。
〜今すぐ、誰にでもアセット・アロケーションが組めるように
実際に運用可能なETFやインデックスファンドも紹介〜

資産運用と聞いて、何を思い浮かべますか?
もしも、「“どの銘柄をいつ買うべきか”に資産運用の意味がある」と思ったならば、
残念ながら、それは正解とは言えません。

なぜなら、「資産運用は上流部分(アセット・アロケーション)と
下流部分(個別銘柄選び)に分かれており、
リターンのほとんどは上流部分で決まるといわれている」からです。

確かに、「個別銘柄をいつ買うか」に目を向けていても
資産は作れるかもしれません。
しかし、利益の源泉がアセット・アロケーションにある以上、
予想以上の時間が掛かるであろうことは容易に想像できるでしょう。

資産運用の上流と下流

資産運用である以上、資産が増えないのであれば実行する意味がありません。そして、資産を増やす源泉がアセット・アロケーションにあるとわかったならば、最優先してすべきことはただひとつ、アセット・アロケーションの構築だとわかると思います。

本書は、米国の敏腕機関投資家「カルパース」の運用例を参考に、資産運用について詳しく解説しています。“資産運用”という言葉を扱うにあたって、まずはその基礎となる考え方〔先述したように、資産運用には大きく分けて上流部分(アセット・アロケーション)と下流部分(個別銘柄選び)の2つがあること、投資の成功の鍵を握っているのは上流部分にあることなど〕を解説し、次に実際にどうやってアセット・アロケーションを組んでいくか〔例えば、国別・地域別に分ける場合、どういうインデックスファンドやETFがあるか、不動産(REIT)に投資するにはどういうインデックスファンドやETFがあるかなど)を説明しました。

さらに、国別・地域別に分けるオーソドックスな分散投資以外のもうひとつの考え方であるグローバル・セクター別の分散投資の話や、投資に向いていない時期を判断するための“炭鉱のカナリア” 的な指標の見方の話安定運用していくべきコア戦略と積極運用をすべきサテライト戦略に分けた資産運用の仕方など、新しい要素も盛り込み、株式投資をトータルで考えられるような内容になっています。

この機会にもう一度、資産運用を考えてみてはいかがでしょうか? アセット・アローケーションの構築が、あなたへの提案です。


【本書の主な内容】


【編集サイドがおススメする興味深いテーマ】

パフォーマンスはアセット・アロケーションで決まること
パフォーマンスの90%以上(91.5%)はアセット・アロケーションで決まります。ちなみに、個人投資家が重視する個別銘柄の選択の割合は4.6%にすぎません。

アセット・アロケーションになじみがなくてもすぐに実行可能
アセット・アロケーションが大事という話を聞いても、実際に行動に移そうとしたときに「えっ、どうするの? どうやってアセット・アロケーションを組むの?」と思われる方もいるかと思います。まず手始めに何をすればいいのかわからない方は、本書で紹介しているインデックスファンドやETFを機械的に組み入れてみてください。簡単にアセット・アロケーションが組めます。慣れたころに、自分主導で動くのもひとつの方法だと思います。

グローバル・セクター別の分散投資
オーソドックスな分散投資は、国・地域別に分けて投資する方法になります。しかし、著者の場合、個別銘柄を国・地域別に分けて投資していたところ、少しばかり痛い目に遭ったそうです。その結果として生まれたのが「グローバル・セクター別の分散投資(エネルギー分野から何銘柄、金融分野から何銘柄、生活必需品分野から何銘柄というように、セクター別で分ける投資)」という考え方です。国・地域別に分けて投資する方法を分散投資の縦軸とするなら、グローバル・セクター別に分ける方法は分散投資の横軸となります。個別銘柄で分散投資を考えた場合、縦軸と横軸を組み合わせて実行すれば穴のない投資ができます(注意:これはあくまでも個別銘柄の場合です。インデックスファンドなどで国別・地域別にアセット・アロケーションを構築している場合は、普通、セクターの分散も自然にされています)。

コア・サテライト戦略
1300%超えのリターン軍団である米国の機関投資家「カルパース」を見習った、安定運用と積極運用を併用した戦略です。安定運用とは、低コストのインデックスファンドによる分散投資で、本書では「コア」と呼んでいます。積極運用とは、個別銘柄へのアクティブな投資のことで、本書では「サテライト」と呼んでいます。コアとサテライト、この2つを組み合わせることで、市況が悪くても大打撃を受けない投資(コアの部分で安定運用できるため)が可能になります。

投資時期を判断する「6羽のカナリア」
投資には「投資に向いている時期とそうでない時期がある」ことについては、読者の皆さんはもうご存知でしょう。問題は“それ”を見抜く方法があるかどうかです。結論から言うと、FF金利や不動産市況を見れば、投資に向いているか、あるいは向いていないかを判断することが可能になります。本書では、目を配るべき6つの指標を紹介し、さらに、その指標の見方についても解説しています。


目次

第1章 アセット・アロケーションの重要性
「運が悪かった」だけですまされますか?
米国の凄腕機関投資家はこうしている

第2章 リスクとリターン
リスクとリターンを理解しよう
ノーベル賞を取った「ポートフォリオ理論」

第3章 アセット・アロケーションを組んでみよう
期待リターンを考える
3つのアセット・アロケーション
リバランスとリアロケーション

第4章 【株式】インデックス投資と個別銘柄
株式市場の歩き方
アマチュアがプロに勝つ方法
ETFという選択肢
それでも個別銘柄で勝負したいなら

第5章 【株式】国際分散投資
国際分散投資の考え方
世界市場の株式シェアに準じた投資を
外国株への投資方法
外国株インデックスファンド
外国株ETF

第6章 【株式】エマージング市場
BRICsブーム
「アジアの4匹の虎」はどうなった
エマージング市場と通貨危機
タイとベトナム
エマージング市場のまとめ

第7章 【株式】グローバル・セクター
セクターで分けるというもうひとつの考え方
国と業種
グローバル企業とローカル企業
国際分散投資とグローバル・セクター

第8章 REIT(不動産)
REITとは
REITのメリット・デメリット
株式とREITの相関性
REITの選び方
不動産事業会社とJ-REIT

第9章 商品(コモディティ)
商品とは
商品への投資方法
年金基金と商品投資

第10章 債券とインフレ
債券とインフレ
日本債券
外国債券

第11章 アノマリーの活用(バリュー株、小型株)
株式市場のアノマリー
バリュー株効果
バリュー株効果の活用
小型株効果
小型株効果の活用
バリュー株効果と小型株効果の統合

第12章 炭鉱のカナリア(注意すべき指標)
炭鉱のカナリア
Fedと戦うな
不動産市況
信用収縮のバロメータ
セリングクライマックスの恐怖
日本株でのシミュレーション
「6羽のカナリア」のまとめ

第13章 コア・サテライト戦略
株式投資における2つの考え方
コア・サテライト戦略

第14章 アセット・アロケーションの実践
投資を始めるタイミング
アセット・アロケーションに関係する事項
3つのケーススタディ
参考書籍

●読者のご意見

読者のご意見

アセットアロケーションについてのわかりやすい入門書

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