バフェットからの手紙 第8版
ローレンス・A・カニンガム,
長岡半太郎,
増沢浩一,
藤原康史,
井田京子
パンローリング
四六判 640頁 2023年5月発売
本体 2,800円 税込 3,080円
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世界一の投資家が見たこれから伸びる会社、滅びる会社
日米で超ロングセラー
バークシャーとアメリカ経済の歴史がわかる
バフェット自身の声でバフェットがわかる唯一の本
日米で超ロングセラーの『バフェットからの手紙』第8版がついに登場! バフェットとローレンス・カニンガム教授との歴史的な出会いによって生まれた、ウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーとバークシャー・ハサウェイ社の哲学の集大成! 「バフェットが最も多くのサインをした本」との称号を与えられた本書は、まさにその内容も人気も寿命も永遠である。大局的で、分かりやすくバフェットやバークシャー・ハサウェイの考えや哲学をまとめた本書を読むたびに新しい発見がある!
これからバフェットを知ろうと思う読者も、バフェットをよく知る読者も、バフェットの実績に圧倒されるばかりの読者も、分野別にカニンガム教授が要約・整理したバフェットの含蓄ある「株主への手紙」を文章を読めば、本書以外では絶対に知ることのできないバフェットやマンガーの深遠な知見に接することができるだろう。
■編集部より
2021年1月に発売した本書の前著は「第5版」でしたが、著者のカニンガム博士から、「第1版の前に2つの版を刊行しており、今回のは実質、第8版である」との要請を受けたので、今回のを「第8版」としました。
目次
監修者まえがき
第8版によせて ローレンス・A・カニンガム
序文 ローレンス・A・カニンガム
プロローグ――株主に関する企業原則
第1章 ガバナンス(企業統治)
A.企業の目的――パートナーシップの価値を築く
B.質の高い株主――五つのバケツ
C.完全で公正な開示
D.取締役会と経営者
E.社員と事業の変化
F.社会と社会契約
G.株主主体で行う企業の慈善事業
H.経営者の報酬の正しい決め方
I.リスク、風評、気候変動
J.企業文化
第2章 投資
A.農場と不動産と株
B.ミスターマーケット
C.裁定取引
D.定説の間違いを暴く
E.バリュー投資――重言
F.賢明な投資
G.「しけモク」と「組織由来の旧習」
H.人生と借金と安眠
第3章 普通株
A.質の高い株主を引き付ける
B.株式分割と見えざる
C.バークシャー株の二つのクラス――クローンを阻む
D.自社株買いと合理性
E.配当政策と資本配分
F.留保利益
G.インデックスファンドでコストを削減する
第4章 選択肢
A.投資分野の調査
B.ジャンクボンドと短剣の命題
C.ゼロクーポン債券と目出し帽
D.優先株
E.金融派生商品
F.外国為替と株式
G.持ち家政策――実践と方針
H.ビジネスパートナーシップ
第5章 買収
A.ひどい動機と高値
B.「思慮深い自社株買い」対「グリーンメール」
C.LBO
D.健全な買収政策
E.自分の企業を売るにあたって
F.最適な買い手
第6章 評価
A.イソップと非効率な藪の理論
B.内在価値、帳簿価格、市場価格
C.ルックスルー利益
D.経済的なのれんと会計上ののれん
E.株主利益とキャッシュフローの詭弁
F.オプション評価
第7章 会計
A.風刺
B.基準の設定
C.監査委員会
D.調整後利益
E.年金の評価と退職者給付金
F.実現イベント
G.投資
第8章 税務
A.法人税負担の分配について
B.税制と投資哲学
C.アメリカ政府――サイレントパートナー
第9章 アメリカの歴史
A.アメリカの奇跡
B.生産性の伸び
C.フォローの風
第10章 最後に
A.バフェットとバークシャーの企業文化
B.マンガーが語る「バークシャーシステム」
C.これから先の道
D.メトセラの境地
用語集
構成表
著者紹介
ローレンス・A・カニンガム(Lawrence A. Cunningham)
ジョージワシントン大学ロースクールのヘンリー・セント・ジョージ・タッカー三世リサーチ教授。著書として、ハンク・グリーンバーグ氏との共著『ジ・AIGストーリー(The AIG Story)』『コントラクト・イン・ザ・リアルワールド(Contracts in the Real World : Stories of Popular Contracts and Why They Matter)』がある。コロンビア、コーネル、ハーバード、ミシガン、UCLA、バンダービルトなど、多くの主要大学の学報に研究論文を掲載。ボルチモア・サン、フィナンシャル・タイムズ、ニューヨーク・デイリー・ニュース、ニューヨーク・タイムズなどに論説を寄稿。アマゾンではビジネス・投資の部門で上位100人の著者として挙げられている。2018年には、コーポレートガバナンスに関する研究が評価され、全米取締役協会(NACD)から「ケネス・D・ウエスト・ライフタイム・アチーブメント賞(Kenneth D. West Lifetime Achievement Award)」を受賞した。
本書への賛辞
「バリュー投資の古典であり、バフェットを知るための究極の1冊」――フィナンシャル・タイムズ
「あらゆる時代を通用する投資に関する最高の1冊だ」――モトリーフール
「カニンガムは私たちの哲学を体系化するという素晴らしい仕事を成し遂げてくれた」――ウォーレン・バフェット
「とても実用的な書だ」――チャーリー・マンガー
「このバフェットに関する本書は素晴らしい」――フォーブス
「凄い――知恵とユーモアとコモンセンスに満ちている」――マネー
「真剣な投資の講義にエンターテインメントの要素を加えたものだ」――インベスターズ・クロニクル
「企業経営の書でもあり個人金融の書でもある」――パブリッシャーズ・ウィークリー
編集部より
本書を読み返すたびに、新たな発見があり、そのたびにウォーレン・バフェットやチャーリー・マンガーの偉大さを再認識させられます。これはよくある宣伝文句でも、お客さまを引き付けるマーケッティングで使い古された惹句でもありません。最近、声高に叫ばれている「ガバナンス」とか「顧客本位」を彼ら2人は半世紀も前から認識し、実践していたのがよく分かります。2023年4月にバフェットは来日し、日本料理は大嫌いなのに、日本株には大いに興味を示されたことが報道されました。バフェット本は実にたくさん刊行されていますが、バフェットやマンガーの真の姿と真の発言を知りたい方には本書をお薦めします(これも宣伝文句ではありません、ファクトです!)。
監修者まえがき
本書は、ジョージワシントン大学のローレンス・カニンガム教授の著した“The Essays of Warren Buffett, 8th Edition”の邦訳である。教授は、バークシャー・ハサウェイの年次報告書に記載された株主宛ての手紙から、重要と思われるものを抜粋・整理し、バフェットの理念や哲学を広く社会に伝える活動を続けてきた。本書は投資の教科書として捉えられることも多く、それはバークシャーがコングロマリットの投資会社だからである。だが、初期の副題である“Lessons for Corporate America”からも分かるように、本来、これは理想的な経営行動やコーポレートガバナンスの形態を解説した極めて真摯な啓蒙書なのである。(続きを読む)
(ウィザードブック345)
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