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ザFX 通貨トレーディングで儲ける基礎と応用ベテラン度:
★★☆
キャシー・リーエン,
長尾慎太郎,
井田京子パンローリング A5判 上製本 246頁 2011年9月発売 本体 2,800円 税込 3,080円 国内送料無料です。 この商品は 本日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
目次 | 読者のご意見 これからFXトレードを目指す初心者とFXトレードで虎視眈々と再挑戦を狙っている人のためのバイブルかつては大銀行とヘッジファンドと多国籍企業に支配されていた外国為替市場だが、現在では世界中のトレーダーや投資家が簡単に参加できるようになった。ただ、この市場から多くの利益を生むためには、その仕組みをしっかりと理解していなければならない。FXの専門家である著者は本書で、世界最大のマーケットである通貨市場で効率的にトレーディングと投資をする方法を初心者にも分かりやすく説明している。本書には、短期の価格スイングから長期トレンド、またFX市場で成功の助けになる実践的な金融商品など、FXトレーディングには欠かせない重要で多くの手法・事柄についても紹介されている。 また、通貨を動かす原動力とそれを利用して利益を上げる戦略や、通貨を使い分けてリスクを減らす方法、世界的なトレンドを利用する方法、毎日マーケットを監視しながらストレスなしに利益を上げるための方法なども非常に分かりやすく説明している。 また、次のような内容も含まれている。
本書への賛辞「日本には、『海のことは漁師に問え』ということわざがある。私の友人でもあるリーエンは、明らかにFXについて熟知している。この素晴らしい本には、彼女が実際のマーケットで積んできたトレーディングの経験と、彼女の分かりやすく、しかも楽しく説明する能力が融合されている。本書は、経験の長さに関係なくすべてのトレーダーの本棚に備えておくべき1冊である」――スティーブ・ナイソン(『ジャパニーズ・キャンドルスティック・チャーチング・テクニック』の著者)「リーエンは、FXトレーディングの分野で最も優秀なひとりである。本書が、新人のFXトレーダーにとって必須の書であることは間違いない。ここには、FXトレーディングを始めるための方法が分かりやすく実践的に説明されている」――アンドリュー・B・ブッシュ(『イベントトレーディング入門』[パンローリング]) 「リーエンは、FX市場に最も精通したアナリストのひとりである。本書は通貨の基本以上のことを教えてくれる」――アレクシス・グリック(フォックス・ビジネス・ネットワークの「マネー・フォー・ビジネス」と「ザ・オープニング・ベル」の元キャスター)
監修者まえがき本書はキャシー・リーエンによる“The Little Book of Currency Trading”の邦訳である。ところで、外国為替市場(以下、“FX”)は、以前は特定の限られた人々、例えば輸出入を行う企業の財務担当者や外国為替銀行のディーラー以外には、一般に縁のない世界であった。しかし、近年は外国債券や外国株式に投資する人が増えてきたことにより、個人投資家の間でもFXのリスクに関する意識が高くなってきた。FXの証拠金取引はそうした時代に登場したのである。もっとも、本来FXは株式や債券といったアセットクラスとは異なり、積極的に投資を行う対象ではないことから、それの最も正しい利用法は自分が持っているイクスポージャーのヘッジである。しかし高レバレッジが掛けられるという特徴ゆえに、それを言わばギャンブルの対象としてみる大勢の人々がFXに引き寄せられ、その結果、FXの証拠金取引においてごくわずかの成功者と非常に多くの敗者が生まれたのである。 さて、FXは基本的にはゼロサムゲームである。そして大多数の期間におけるリバーサルと、ごく少数の期間におけるトレンドという、ほかのアセットクラスとはかなり異なるリターン特性を持っている。そしてそれは往々にして、「少しずつ稼げて勝率は高いが、あるとき一気に大きな損失を被る」という損益推移を投資家に強いることになる。つまり、FXは精神的な油断が失敗につながりやすいマーケットであるとも言える。 だが、それでも攻略の方法はある。FXのトレードにおける収益ファクターは一般に、�.肇譽鵐鼻↓▲�ャリー、��イベント――の3つである。前の二者はヘッジファンドなどの機関投資家に好まれるファクターであり、最後のイベントは著者のリーエンが得意としているように、小口の投資家に好まれるファクターである。本書にはイベントトレーディングを中心として、FX取引のイロハが解説してある。もし読者がFXをアクティブにトレードしたいと考えているならば、本書は恰好の手引書の一つとなるだろう。 翻訳に当たっては以下の方々に心から感謝の意を表したい。翻訳者の井田京子氏は丁寧な翻訳を実現してくださった。そして阿部達郎氏にはいつもながら丁寧な編集・校正を行っていただいた。また本書が発行される機会を得たのはパンローリング社社長の後藤康徳氏のおかげである。 2011年8月 まえがき私は、これまでずっと幸運に恵まれてきた。私が10歳のとき、母が好きだった香港のアーチストがアトランティックシティーで引退コンサートを開催した。1000人以上の観客が詰めかけたそのコンサートで、アーチストがこれまでの活動にちなんだ記念の品をプレゼントするというサプライズがあった。そして抽選で豪華なアンティックの腕時計を引き当てたのが私だった。もちろん歓喜のあまり大声で叫んでしまった。それから何年かたって、私はハワイ旅行の抽選にも当たった。弱冠18歳で大学を卒業すると初めて受けた会社に合格し、ITバブルが崩壊する前に株式市場から撤退し、23歳で理想の男性に巡り合い、世界的な金融危機の最中でさえ失業しそうになったことは一度もなかった。幸運の女神は今でも私にほほ笑みかけている。ただ、私はこれに甘えているわけではないし、運だけで現在の地位を手に入れたわけでもない。普通ならば高校を卒業する年齢だった私にニューヨーク大学スターン経営大学院が卒業を許可したのは、運が良かったからだけではない。賢くて勤労意欲があり、チャンスを見逃さずにそれをつかみ取る方法を知っていることも、幸運であることと同じくらい重要なのだ。言い換えれば、運と能力の両方が必要なのである。 この2〜3年間、私たちは金融危機に直面した。多くの人が資産を失い、その多くはまだ回復できないでいる。大きな損失を被らずにすんだ人たちは幸運と言っていいだろう。ただ、彼らは本当に運だけで生き延びたのだろうか。実際には、金融危機の間に生き延びたどころか、成功を収めた人もいるのである。危機に見舞われたときに、自分のお金が消えて行くのをただぼうぜんと眺めるだけの人もいれば、目の前のチャンスを積極的に利用しようとする人もいる。カギとなるのは、これらのチャンスを見つけ、それをつかみ取る方法を知っているかどうかなのである。 金融市場の上昇や下落を利用して資産を増やす方法として、通貨投資の人気が高まっている。2004年から2010年の間に、FX市場の1日の取引高は1兆9000億ドルから4兆ドルへと2倍以上に増えた。ITバブル以前では、FXトレーダーといえば、機関投資家やヘッジファンドや一部のお金持ちに限られていた。しかし、FXのブローカーがオンラインのプラットフォームを構築したことで、個人のトレーダーもFX市場に容易に参加できるようになった。それ以降、FXトレーダーの数は増加の一途をたどり、今後もそれは続くと思われている。すでに多くの人がFXトレーディングを始めている。この機会にその人気の理由を知っておいても損はないだろう。 FXの動きは私たちみんなの生活に何らかの形でかかわっている。FXトレーディングの経験がある人でも経験がない人でも、通貨を売買したことはあるはずだ。外国旅行をしたり、イーベイで外国から商品を買ったりすれば、それは通貨を売買したことになる。もし中小企業を経営していれば、外国から輸入した製品を売買するときにはFXをトレードしていることになる。 なかには、投資先がアメリカ株だけなので、FXトレードについて知る必要はないと思っている人もいるかもしれない。しかし、今日ではそうも言ってはいられない。例えば、もし投資先の企業が海外に事業展開していたり、外貨の売掛金や買掛金があったりすれば、株主のあなたも為替リスクにさらされているのである。つまり、トレーダーや投資家は通貨レートを常に把握し、その通貨の価値を知っておくことが重要なのである。 もちろん、FXトレーディングが急増した理由は、通貨を追いかけている人たちばかりにあるわけではない。投資家やトレーダーは、投機、ヘッジ、投資、それ以外の取引などさまざまな理由でマーケットに参加している。 FXトレードにはさまざまな方法がある。トレーディング初心者に勧める方法のひとつに、よく知っている通貨を選ぶということがある。株価に影響を及ぼす金融市場の大きな出来事やニュースは、為替相場にも影響を与えることが多い。もしある国の経済に悪影響を及ぼしたり、外国人投資家が神経質になったりするようなニュースを耳にしたら、投資家がパニックを起こしてその通貨を投げ売りする可能性がある。人はパニックに陥ると、真相を調べる前にまず売ってしまう。また、大きなニュースであれば、通貨に与える影響は長期間に及ぶかもしれない。本書の目的は、このようにニュースからトレード機会を探す方法を紹介することにある。 通貨は、一方向にかなり長い期間動くことがある。本書では、私が考案したツールを使って通貨がトレンドを形成しているのか横ばいなのかをはっきりと示し、それによってトレンドに乗るチャンスを探す方法や、天井や底を判断するタイミングを紹介していく。経験豊富なトレーダーは、トレードをうまく管理することが最適な仕掛けポイントを探すのと同じくらい重要だということを知っている。本書でも、トレードを管理して勝ちをつかむ方法について述べていく。 FX市場には、ほかの市場にはない特徴があり、それだけリスクも高い。本書では、このリスクを管理しながら最善のトレードを探す方法も紹介していく。トレーディングを運だけに頼るのは危険なことで、できるだけ多くの変数を用いて選ぶべきだと私は考えている。通貨トレードでも人生でも成功を収めるための秘訣は真剣に取り組むことである。トレーディングも、娯楽としてではなく、仕事と同じように取り組んでほしい。通貨トレードが本当にうまくできるようになるためには練習が必要だが、労働意欲が高いことも助けになってくれる。 通貨市場に関する知識と、優れた戦略と、堅実な資金管理と少しばかりの運があれば、FX市場で成功する道は開けてくるだろう。
■第1章 雷に打たれたとき――金融危機と急増するFXトレーディングあなたの知り合いに、雷に打たれた人はいるだろうか。しかも、二度打たれた人といったらどうだろうか。国立測候所によると、ある人が1年間に雷に打たれる確率は75万分の1だという。そういうことならば、雷に打たれるのは極めてまれなことであり、二度となればなおさらだ。ただ、雷が周辺で最も高い場所に落ちることを考えれば、同じ場所に何度も落ちることもそう珍しくないのかもしれない。そこで、高層ビルの最先端には、雷を誘導して、その衝撃を吸収するために避雷針が設置されている。 避雷針が雷を引き寄せるように、金融市場は欲望を引き寄せ、それがいずれ災難を呼ぶ。金融市場では、条件がそろっていれば、雷が落ちるような災難に見舞われることが人生で一度以上はあり、投資家はそれに備えておかなければならない。 ナシーム・ニコラス・タレブは2007年、のちに話題になった『ブラック・スワン――不確実性とリスクの本質』(ダイヤモンド社)を執筆した。タレブによれば、黒鳥の出現は極めてまれな出来事で、人々を驚かせ、大きな影響を与えたが、しばらくすると、それはすでに予想されていたことだとして正当化されたという。残念ながら、黒鳥の出現のような出来事が最近多発しているのは周知のとおりである。投資家にとって大事なことは、経済バブルが限界点に達したとき、危機に瀕した資産を守るためにリスクを回避することであり、できればその出来事をも利用したい。実際、世界的に有名な投資家のなかにも、みんながパニックを起こして市場から逃げ出そうとしているときに莫大な資産を築いた人物が2人いる。 そのひとりはジョージ・ソロスで、彼は62歳のとき、イギリスが進めていた高金利政策には無理があると考え、ポンド安になることに賭けた。当時のイギリスは、ERM(欧州為替相場メカニズム)を維持するためにポンドの相場を特定の水準にとどめる必要があった。しかしソロスは、イギリスが不景気と高い失業率によってERMを脱退せざるを得なくなり、金利は下がると確信していた。そこで彼はその考えを実行に移した。100億ポンドという莫大な資金を使ってあらゆる手段でポンドを空売りしたのである。もちろん、このときポンドを売っていたのはソロスだけではなかった。そして、投機売りの増加でイギリスがERM脱退を余儀なくされると、ポンドを保有しようという人はいなくなった。ただ、ソロスはほかの投資家とは違った。みんなが防御的な姿勢で必死にポンドを売ってエクスポージャーを減らそうとしていたのに対して、ソロスはイングランド銀行が敗北を認めるまで攻撃的にポンドを売り続けたのである。そして1カ月後、ソロスが率いるクオンタムファンドは約20億ドルの利益を手に入れた。 金融界における伝説の人物の2人目は、ジョン・テンプルトン卿である。ただ、彼の手法はソロスとはまったく違っていた。世界最大の株式ファンドであるテンプルトン・グロース・ファンドを創設したテンプルトン卿は、信仰心が厚く、根っからの逆張り派だった。彼は暴落のときに買うのが好きで、参入するのはいつもマーケットが「最も悲観的なとき」だった。例えば、1978年には米自動車メーカーが倒産の危機に瀕していたときにはフォードを買い、1980年代には共産主義ゲリラが台頭してきていたペルーに資金をつぎ込んだ。ただ、彼は買ってばかりいたわけではない。2000年にみんながハイテク株を買っているときに、彼は何十社ものハイテク企業を空売りしていた。テンプルトン卿は、ファンダメンタルズが通常から大きく外れていることが実感できるとき、好んでマーケットに参入する。もちろん、このような機会は毎日のようにあるわけではないが、それが訪れたときには莫大な利益を上げる可能性を秘めているのを知っていたのだ。 (つづきを読む)
著者紹介キャシー・リーエン(Kathy Lien)グローバル・フューチャーズ&フォレックス・リミテッドの一部門であるグローバル・フォレックス・トレーディング(GFT)、カレンシー・リサーチ部門のディレクター。また、ボリス・シュロスバーグと共同経営しているBKフォレックス・アドバイザーでFXシグナルも提供している。GFT入社前はデイリーFX・ドット・コムのチーフストラテジストを務め、JPモルガン・チェース時代にはクロスマーケットとFXトレーディングを担当していた。世界的に名高い通貨ストラテジストで、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を合わせて使う手法に精通している。通貨トレーディングに10年以上の経験があり、CNBCアジアやスカイ・ビジネス・ニュース、CNBC、ブルームバーグ、フォックス・ビジネス、ロイターなどに出演している。また、アクティブ・トレーダー誌、フューチャーズ誌、SFO誌などに定期的に寄稿している。著作に、『FXトレーディング』『FXの小鬼たち』(いずれもパンローリング)、『デイ・トレーディング・アンド・スイング・トレーディング・ザ・カレンシー・マーケット』などがある。
読者のご意見初心者と再挑戦組のバイブルと記された通り初心者には通貨の基本から理解でき、 ...もっと見るそのほかのお薦め
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