
5枚 約286分 2011年10月発売オーディオブック(音声ブック) を聴くには? | ダウンロード版
35万部のベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社』がオーディオブックになって登場!
なぜこの会社には、4000人もの学生が入社を希望するのか?なぜこの会社は、48年間も増収増益を続けられたのか?なぜこの会社の話を聞いて、人は涙を流すのか?6000社のフィールドワークで見出した「日本一」価値ある企業。
 本書の第1部で、私は「会社経営とは『5人に対する使命と責任』を果たすための活動」であるとして、経営の目的を以下の5つに定めています。
1 社員とその家族を幸せにする
2 外注先・下請企業の社員を幸せにする
3 顧客を幸せにする
4 地域社会を幸せに、活性化させる
5 株主を幸せにする
 多くの経営書では、会社は株主のものである、と書いています。また、「会社は誰のものか」という議論では「株主のもの」という考えが支配的で、経営の目的も「顧客満足」とか「株主価値の最大化」などということが当然のようにいわれます。
 しかし、私は、会社は顧客のためのものでも、まして株主のためのものでもない、と思います。社員が喜びを感じ、幸福になれて初めて顧客に喜びを提供することができる。顧客に喜びを提供できて初めて収益が上がり、株主を幸福にすることができる。だから株主の幸せは目的ではなく結果である――これが私の考えです。
 第2部で、この点を実証する「日本でいちばん大切にしたい会社」を紹介します。
 本書を通して、働くことの意味、会社という存在の意味を、考えていただければ幸いです。
目次
はじめに
◆第1部 会社は誰のために?
  ◇「わかっていない」経営者が増えている!
  ◇会社経営とは「五人に対する使命と責任」を果たすための活動
  ◇業績ではなく継続する会社をめざして
  ◇業績や成長は継続するための手段にすぎない
  ◇社員は利益だけを求めているわけではない
  ◇「多くの人を満足させる」こと。それが会社の使命
  ◇経営がうまくいかない理由は内側にある
  ◇中小企業にしかできないことがある
  ◇日本で大切にしたい会社を増やそう
  ◇続けていくことの大切さ
◆第2部 日本でいちばん大切にしたい会社たち
 ★1 障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい
    日本理化学工業株式会社
   ◇社員の七割が障害者の会社
   ◇「私たちが面倒をみますから」
   ◇誰でも何かの役に立ちたい
   ◇人を工程に合わせるのではなく、工程を人に合わせる
   ◇多くの企業が逃げている現状
   ◇「おれたちまでおかしいと思われる」
   ◇新製品の開発に向かって
   ◇みんなが支えてくれる会社づくりを!
   ◇消費者にできることがある
   ◇五〇年の歳月の重さ、あたたかさ
   ◇社員の家族が喜ぶ会社
   ◇世代から世代へ受け継がれていく志
   ◇気配りには気配りで応えたい
   ◇自分たちにできることを考えよう
 
Column  重度の障害をもつ彼女だからこそ、わが社が採用しなければ
       株式会社ファンケルスマイル
 ★2 「社員の幸せのための経営」「戦わない経営」を貫き、四八年間増収増益
    伊那食品工業株式会社
   ◇四八年間増収増益という驚異の会社
   ◇斜陽産業のなかでも成長は続けられる
   ◇「いい会社をつくりましょう」
   ◇会社は社員の幸せのためにある
   ◇地を這うような伸びでいいから継続することが大事
   ◇「お客様の希望に応えてあげてください」
   ◇自社で考え、自社で創って、自社で売る
   ◇敵をつくらず、オンリーワンに
   ◇常に工夫し、未来に投資する
   ◇一〇〇年カレンダーを貼っている意味
   ◇会社の原動力は経営者で決まる
   ◇一人の社員も危ない目にあわせない
   ◇市民が憩う、開かれた会社
   ◇公園に通学路……「これが会社の敷地なの?」
   ◇朝早く掃除、休みを利用して植木の手入れをする社員たち
   ◇「こんな会社、初めてです」バスガイドも感激
   ◇社内のおみやげコーナーでの心配り
   ◇通勤中でも買い物中でも気配りを忘れない社員たち
   ◇目先の利益よりも継続を心がけて
 
Column  七五年間連続増収企業は、「社員がハッピーなら会社もハッピー」
       ジョンソン・アンド・ジョンソン株式会社
       三年間入院した社員にずっと給料・ボーナスを払い続けた
       樹研工業株式会社
 ★3 「人を支える」会社には、日本中から社員が集まり、世界中からお客様が訪ねてくる
    中村ブレイス株式会社
   ◇日本でいちばん辺鄙な場所にある会社
   ◇大都市から就職しにくる若者たち
   ◇人を支える社長の信念
   ◇過疎が進む故郷で、たった一人の創業
   ◇初めての社員は出社拒否?
   ◇両足をなくしたモンゴルの少年の手助けを
   ◇「あなたの席を空けて待っています」
   ◇「休みなんかいらない!」社員たちの熱い使命感
   ◇必要なものを必要としている人に・・新しい製品の開発
   ◇世界に一つしかない本当の物づくり産業を
   ◇責任が重く手間がかかる仕事から逃げている企業
   ◇リーダーとは、人への思いが強い人
 
Column  難病になった娘のためにリフト付車椅子を開発
       キシ・エンジニアリング株式会社
       骨粗しょう症の高齢者のために人工関節を開発
       株式会社ホリックス
       「子ども」という弱者の視点で「飲むカメラ」を開発
       株式会社アールエフ
 ★4 地域に生き、人と人、心と心を結ぶ経営を貫いていく
    株式会社柳月
   ◇「お菓子の町」帯広にこだわる会社
   ◇泣いている子を笑顔にさせるお菓子の魅力にとりつかれ
   ◇最低限の生活を維持し、すべてを開発にかける
   ◇「五つの使命」に忠実に従った経営活動
   ◇お客様から愛される、心を結ぶ会社
   ◇おいしさが二人を近づけた縁結びの菓子
   ◇教育も経営も基本は「感動」
   ◇競争率一〇〇倍! 学生も殺到するその魅力
   ◇三万四〇〇〇平方メートルのスイートピア・ガーデン
   ◇同業者もいっしょに盛り立てる
   ◇「心を結ぶ」という原点を忘れない会社
 
Column  心のやさしい子どもたちを育てるために、五〇年間詩集を発行
       柏屋
 ★5 「あなたのお客でほんとうによかった」と言われる、光り輝く果物店
    杉山フルーツ
   ◇さびれた商店街に輝く右肩上がりの小さな店
   ◇やって来た婿養子
   ◇「このままでは店がつぶれる!」昼行灯、目覚める!?
   ◇生き残りをかけた改革
   ◇お客様の都合に合わせた結果の「年中無休」
   ◇高価なメロンが年に八〇〇〇個も売れてしまう
   ◇故郷の母にコミュニケーションとなる果物を
   ◇若い二人の門出にそえた、採算度外視の贈り物
   ◇「あなたのお客でよかった」と言われる経営
   ◇小売店からメーカーをめざして商品開発にも注力
   ◇杉山フルーツが教えてくれること
 
Column  「とうてい大切にできない会社」と「心から大切にしたい会社」
おわりに
著者紹介
坂本 光司(さかもと・こうじ)
福井県立大学教授・静岡文化芸術大学教授等を経て2008年4月より法政大学大学院政策創造研究科(地域づくり大学院)教授及び法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科(MBA)客員教授。
他に、国、県、市町や商工会議所等団体の審議会や委員会の委員を多数兼務。
専門は中小企業経営論・地域経済論・産業論。
近著
   『日本でいちばん大切にしたい会社3』 著 あさ出版 2011年
   『日本でいちばん大切にしたい会社2』 著 あさ出版 2010年
   『日本でいちばん大切にしたい会社 』 著 あさ出版 2008年
   『経営者の手帳 働く・生きるモノサシを変える100の言葉』 著 あさ出版 2010年
   『中国義烏ビジネス事情』 編著 同友館 2008年
   『私の心に響いたサービス』 著 同友館 2007年
   『消費の県民性を探る』 編著 同友館 2007年
   『選ばれる大企業・捨てられる大企業』著 同友館 2007年
   『地域産業発達史』 編著 同友館 2005年
   『この会社はなぜ快進撃が続くのか』 著 かんき出版 2004年
   他多数
※本商品は『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版刊 /坂本光司著 ISBN:978-4-86063-248-9 1,470円(税込))をオーディオ化したものです。 (C)Koji Sakamoto
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