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河野龍太郎 グローバルインフレーションの深層

グローバルインフレーションの深層

河野龍太郎
慶應義塾大学出版会
四六判 上製本 305頁 2023年12月発売
本体 1,600円  税込 1,760円  国内送料無料です。
この商品は 5月13日に 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
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「大いなる過熱」の後に何が起きるか

コロナ禍を機に急激なインフレが世界を襲った。第一の原因は、先進各国の大規模な財政政策だ。第二の原因は、インフレを一時的と誤認し、サプライチェーンの寸断など供給ショックに怯えた中央銀行が利上げに出遅れたことだ。今や米国の高金利が誘発する超円安は、供給能力の低くなった日本のインフレを助長し、同時に財政インフレリスクも忍び寄る。局面打開に何が必要か。著名エコノミストが理論・歴史・政治・国際的視点から金融経済の行方を読み解く得心の一書!

長い間、ゼロインフレと経済停滞に苦しんできた日本でも、この一、二年は、いきなり3〜4%の物価上昇が見られた。この世界的な高インフレ状況(グローバルインフレーション)と、それが日本の経済社会に及ぼすさまざまな影響、そして国際通貨としての「円」の賞味期限について、詳しく、しかしわかりやすく論じた、モヤモヤ感を解消できる納得の一冊。

グローバルインフレと、グローバルな視点から見た日本のインフレへの影響が本書の縦糸だとすると、横糸として、それぞれの問題に関し歴史的・政治的・文化的な視点を交えた分析を盛り込んでいる。

今後、仮にインフレが長引き、急激な利上げが必要になった時には、四半世紀もゼロ金利が続いてきたわが国では、欧米以上に金融経済への衝撃は大きいはずだ物価高に利上げが追いつかなければ、超円安が進む恐れもある。今後どのようなリスクが想定されるか、それを回避する手立てはあるのか、といった事柄に対しても有益な示唆を与えてくれる。

目次

第1章 1ドル150円台の超円安が繰り返すのか
第2章 グローバルインフレの真因
第3章 グローバルインフレは財政インフレなのか
第4章 構造インフレ論、中国日本化論、強欲インフレ論
第5章 日本がアルゼンチンタンゴを踊る日

著者紹介

河野 龍太郎 (こうの・りゅうたろう)
1964年愛媛県生まれ。87年、横浜国立大学経済学部卒業、住友銀行(現・三井住友銀行)入行。89年、大和投資顧問(現・三井住友DSアセットマネジメント)へ移籍。97年、第一生命経済研究所へ移籍、上席主任研究員。2000年、BNPパリバ証券に移籍。現在、経済調査本部長、チーフエコノミスト。 財務省財政制度等審議会、東日本大震災復興構想会議検討部会、資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本問題委員会、経済産業省産業構造審議会新産業構造部会、内閣府行政刷新会議ワーキンググループなど多くの審議会で委員を務める。日経ヴェリタスのエコノミスト人気調査で2023年までに10回、首位に選ばれる。2023年7月より東京大学先端科学技術研究センター客員上級研究員。

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