伝説的な投資家として世界的に著名なソロスが提言する資本主義改革論。グローバルな国際金融の最先端に身を置いているからこそ実感する資本主義の功罪を歴史的・哲学的に考察し、「オープンソサエティ」を提唱する。
アメリカが高邁な原則な支持者のつもりでいても、他の諸国は、そこに力の傲慢さをみるだけである。酷な言い方かもしれないが、アメリカの現在の一方的態度は世界の平和と繁栄にとって重大な脅威になっていると思う。
「市場原理主義者は、公共の利益が最も増進されるのは人びとが自分自身の利益の追求を許されるときだと言う。これは、半分しか事実ではない。市場は、私的な利益の追求にはこの上なく適しているが、共通の利益を図るようにはできていない。」
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[オーディオブック] ソロスの55の言葉――市場経済時代の指針
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