実学入門 経営がみえる会計

会計は企業を映し出す鏡。数字無視の経営が日本企業をダメにした。本書は「経営のための会計」をやさしく解説。枝葉にこだわる“簿記的”記述をやめ、ニュースやエピソードを駆使してダイナミックに説明する。

■目次

第1講　明日がみえないニッポン
1. 何が日本の会社を駄目にしているか
2. 日本人が数字嫌いなワケ

第2講　企業を映し出す鏡
1. ビッグバンでやってくる厳しい世界
2. 「会計がわからんで経営ができるか」
3. ディスクロージャーで会社を良くする

第3講　「投資とリターン」という基本に帰ろう
1. 日本企業の生産性が低いワケ
2. カギは「投資とリターン」
3. 情報化時代の「投資とリターン」

第4講　「投資とリターン」を映す決算書
1. 「投資とリターン」が決算書の出発点
2. お金の「調達と運用」

第5講　投資するカネをいかに集めるか
1. 細かく分ければカネは集まる
2. 資金調達の方法が変わる
3. 企業パワーを読む

第6講　カネを生む投資をしているか
1. カネを生んでこそ資産
2. 住専という事件から
3. 問題を先送りにした取得原価主義
4. オフバランスとは何か

第7講 会社の実力をはかる
1. 会社が成長するということ
2. 損益計算書のなかみ

第8講　キャッシュフロー経営への出発
1. 損益計算書だけがフローじゃない！
2. キャッシュフロー経営の意味するもの
3. 変換されていくキャッシュフロー

第9講　儲けるしくみをどうやってつくるか
1. 費用対効果のブラックボックス
2. 偶然ではなく必然に儲ける
3. マクドナルド100円バーガーの成功
4. カンと経験に頼らない考え方

第10講　これからの経営に必要なこと
1. 効率のいい経営をしているか
2. 水膨れした日本企業
3. 貸借対照表をスリムにする
4. 個別に「投資とリターン」をチェックする

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