金融自由化がスタートした85年。東都相互銀行は創業者一族に私物化され、多額の不良債権を抱えていた。監査役の井浦は、経営陣とともにその排除に乗り出すが、創業者一族は資産を死守するため保有する同相銀株をある男に売却する。背後に浮上する関西系大手都銀の影。株の買い戻しに躍起になった経営陣は、政財界さらには検察までによる巨大な陰謀の渦に巻き込まれていく。
第1章 寒風の日比谷公園
第2章 クーデター
第3章 都銀上位行の影
第4章 株を握った男
第5章 仕掛けられた罠
第6章 会社更生法の衝撃
第7章 繰り上がった大蔵検査
第8章 遺書
滝沢隆一郎 ダイヤモンド社
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