工藤政経調査会とは名ばかりで、貸机一つを借りただけの、 総会屋とも会社ゴロともつかない”寄生虫”工藤茂にとって、 欲望こそが正義であり倫理であった。 そんな工藤にとって、ひょんなことから知り合った病弱なふゆ子は、 懸命に保護することによって、ゆすりすれすれの日常に対する贖罪を意識でき、 汚れた世界に巻き込ませたくない「聖域」であった。が・・・・・!?
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