「素晴らしい小説だ。二度と投資したくなくなるだろう。口から出まかせ、あの手この手でインチキ・ポンドを売りまくる巨大投資銀行のエリートたち。抱腹絶倒のノンストップ・エンタテイメント!」 ─マリオ・プーツォ
「マネー・ジャンキーたちが集う投資銀行の狂気を描いた傑作だ」 ─トム・ウルフ
「火山の噴火のように爆発するストーリー、花火のように眩しい会話、死へ向かいバイクのように疾走するキャラクターたち」─タイムアウト誌
「ワニのように噛み付いてくる狂ったエンタテインメント・・・驚きだ!」 ─ニューヨーク・デイリー・ニュース
「笑いすぎて、涙でページが見えない」 ─プリント・ジャーナル紙
＜あらすじ＞
ここは投資銀行アトランティック・パシフィック社。シド・ギーダーは、"モーゲージ(担保付き)債券の帝王"と呼ばれる辣腕セールスマン。連銀議長を大バカよばわりしているのは、タフな美人リサ・リサ。会社人間ニッケルは、吹雪の中でも手袋ひとつ売れない役立たずのハゲ。新入りのイジノウは、何をしでかすかわからない型破りな問題児。野心家のセールス・マネージャー、コヨーテ・ジャックは部下に無理なノルマを押しつけるしか能がない。戦場さながらのセールス・フロアでは、破綻した貯蓄貸付組合の負債の穴埋めにゴミ同然の債券が売られ、破産状態の東欧の小国へ怪しい融資が組まれ、終いにはドミニカ共和国乗っ取りの画策まで始まる始末・・・。ハイテク情報経済の真っ只中で、バーチャルなマネーに翻弄されるビジネス・エリートたちの悲哀を描き出す壮大なカリカチュア。
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