システムトレードの研究を始めて数年がたちます。その間、いろいろな関連書籍やDVDを見てきました。
その中でも『使える売買システム判別法 確率統計で考えるシステムトレード入門』は別格の存在です。
第2章を数ページ読み進んだところで、これは本物のシステムトレードを知っている方が書いた本だとわかりました。
その辺にあるお気楽なシステムトレード入門とは違い、実際に使えるテクニックが紹介されています。
ノイズ、ゆらぎ、ばらつき、誤差、偶然、システムトレードを行うにあたって最も厄介な問題を、きっちりと確率統計の視点から考えている内容は必見です。
システムトレードは誰もが簡単に勝てる投資手法ではありません。
システムトレードを本気で勉強した者だけが「やっと生き残っていける投資手法」です。
検証ソフトでバックテストも行った。
過去の取引履歴も穴が開くほど眺めた。
ポジションサイジングも研究した。
でも、勝てない。
そんな方に、お勧めしたい一冊です。