|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2023/10/02 16:24,
提供元: フィスコ
日経平均は続落、買い先行も後場から急落
*16:24JST 日経平均は続落、買い先行も後場から急落
日経平均は続落。前週末29日の米国株式市場のダウ平均は反落。月末、四半期末の調整売りに加えて、連邦予算案期限を明日に控えて下院が共和党のつなぎ予算案を否決したため政府機関閉鎖への警戒感が一段と強まった。ほか、自動車労働組合(UAW)ストライキ長期化を警戒した売りが強まり下落に転じた。ナスダックはプラス圏を確保、まちまちとなった米株市場を横目に、今日の東京市場は買いが先行して日経平均は244.35円高でスタートした。米政府機関の閉鎖を回避するためのつなぎ予算案が可決されたことでひとまず投資家心理が改善、日銀が朝方発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)の改善が買いを誘った。ただ、米長期金利の先高観がくすぶるなか、戻り待ちの売りや先物主導で売りが広がり上げ幅を急速に縮小して、大引けにかけてマイナス圏に転落した。結果的に安値引けとなり、ローソク足は上に長いヒゲ伴う陰線を形成した。
大引けの日経平均は前日比97.74円安の31759.88円となった。東証プライムの売買高は15億5061万株、売買代金は3兆7015億円だった。セクターでは空運業、石油・石炭製品、鉱業などが下落。一方、銀行業、海運業、金属製品などが上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の69%、対して値上がり銘柄は28%となった。
|
|