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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2022/12/02 15:28,
提供元: フィスコ
日経平均は大幅反落、米景気後退懸念や急速な円高進行が重石
*15:28JST 日経平均は大幅反落、米景気後退懸念や急速な円高進行が重石
日経平均は大幅反落。1日の米株式市場でダウ平均は194.76ドル安と3日ぶり反落。11月ISM製造業景気指数が新型コロナ・パンデミック以降で最低水準に落ち込んだため、景気後退入りを懸念した売りが先行。一方、利上げ減速期待を背景に長期金利がさらに低下したことでハイテク株が買い戻され、相場の下値を支えた。ナスダック総合指数は+0.12%と小幅続伸。まちまちな米株式市場を受けた東京市場では、米国の低調な経済指標を受けた急速な為替の円高進行を嫌気して売りが先行し、日経平均は242.9円安からスタート。寄り付き後も断続的な売りが入り、前引けまで下げ幅を広げた。一方、日銀による上場投資信託(ETF)買いへの思惑から午後は下げ渋る展開となった。ただ、今晩の米雇用統計を見極めたいとの思惑もあり、様子見ムードが広がる中、買い戻しの動きは限られた。
大引けの日経平均は前日比448.18円安の27777.90円となった。東証プライム市場の売買高は13億3329万株、売買代金は3兆1717億円だった。セクターでは医薬品、不動産、卸売を筆頭に全面安となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の89%、対して値上がり銘柄は9%だった。
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