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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/06/02 12:02, 提供元: フィスコ サインポスト Research Memo(2):社会に新たな価値の創出を目指すテクノロジー企業*12:02JST サインポスト Research Memo(2):社会に新たな価値の創出を目指すテクノロジー企業■会社概要 1. 会社概要 サインポスト<3996>は、金融機関を中心とした顧客に対し、経営・業務課題の解決を支援するITサービスを提供するテクノロジー企業である。「孫の代まで豊かな社会を創る一翼を担う」という創業理念のもと、社会に新たな価値の創出を目指し、顧客のIT部門の一員として実践的な課題解決に取り組んでいる。さらに、オープンイノベーションを通じて社会課題の解決に資する技術やサービスの発掘・マッチングを推進し、持続可能な社会の実現に貢献することを企業使命に掲げている。 2025年2月期末時点の総資産は2,897百万円、純資産は1,803百万円、自己資本比率は62.2%、発行済株式数は12,792,995株(自己株式3,219株を含む)である。本社は東京都中央区日本橋本町にある。なお、2019年7月にJR東日本スタートアップ(株)と合弁で設立した(株)TOUCH TO GO(以下、TTG)※については、持分法非適用関連会社(2025年3月末時点の出資比率37.4%)としている。また2020年3月にはNSD<9759>及び(株)NSD先端技術研究所(現 NSD-DXテクノロジー(株))と資本業務提携した。 ※ なお、TTGへの出資については同社、JR東日本スタートアップのほか、(株)ファミリーマート、東芝テック<6588>、グローリー<6457>及びKDDI Open Innovation Fundも行っている。同社は技術提供など開発面で協業してTTGからロイヤリティ収入を得ている。 2. 沿革 2007年3月に「お客さまのIT部門の一員として、具体的な課題解決を行うこと」を目的に、東京都中央区日本橋本町に設立し、銀行向けのコンサルティング業務を開始した。その後は地方銀行やクレジットカード会社、投資運用会社などを中心とした金融業界向けに、コンサルティング事業を基盤としつつ、イノベーション事業やDX・地方共創事業へと展開している。2017年3月には小売業者が抱える課題の解決を目的として、自社開発の設置型AI搭載セルフレジ「ワンダーレジ」を発表した。また、小売業者向けに店舗運営の省人化を図る製品・ソリューションの提供を拡大するため、2019年7月に合弁会社TTGを設立した。2021年7月にはコンパクトPOSセルフレジ「EZレジ(イージーレジ)」を発表し、2021年8月には書店向けセルフレジ「ワンダーレジ-BOOK」を発表した。2022年3月には、地域経済のDXや地域社会の持続可能性への貢献を見据え、DX技術の事業化及びオープンイノベーションによる事業創出と推進力の強化を目的として、DX・地方共創部を新設した。 株式関係では、2017年11月に東京証券取引所(以下、東証)マザーズ市場へ株式上場した。2019年5月に東証1部へ市場変更し、2022年4月の東証の市場区分見直しに伴ってプライム市場へ移行したが、2023年10月に東証スタンダード市場へ市場変更した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《HN》 記事一覧 |