携帯版 |
![]() |
![]() |
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/06/18 08:39, 提供元: フィスコ 前場に注目すべき3つのポイント〜押し目を拾うスタンスに〜*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント〜押し目を拾うスタンスに〜18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■押し目を拾うスタンスに ■決算発表はなし ■前場の注目材料:大日本印刷、政府向けID認証を買収、アフリカで展開 ■押し目を拾うスタンスに 18日の日本株市場は、売り一巡後は次第にこう着感が強まり、底堅さが意識されそうである。17日の米国市場は、NYダウが299ドル安、ナスダックは180ポイント安だった。イスラエルとイランの軍事衝突を巡り、トランプ米大統領が国家安全保障チームとの会合を開催すると報じられると、米軍の関与の可能性などが警戒された。シカゴ日経225先物は大阪比280円安の38230円。円相場は1ドル=145円30銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。米軍の関与による地政学リスクへの警戒が一段と高まるなかで、リスク回避姿勢に向かわせやすいだろう。ただし、そのなかでも日経平均株価は前日の上昇で心理的な抵抗線として意識されていた38500円を上回ってきており、地合いは悪くない。直近の上昇に対する利益確定の売りは入りそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲も強そうである。 直近の上昇をけん引してきたのがアドバンテスト<6857>や東エレク<8035>といった指数インパクトの大きい値がさハイテク株であり、インデックスに絡んだ資金流入が意識されている。地政学リスクへの警戒から売りが先行するものの、売り一巡後の値がさハイテク株の底堅さを見極めつつ、押し目を拾うスタンスになりそうだ。ハイテク株への底堅さがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を見極めたいとして積極的な売買を手控えられそうだ。売りを仕掛けてくる動きも限られると考えられ、短期的に下へのバイアスが強まる局面においては、その後のリバウンド狙いに向かわせそうである。また、こう着感が強まる局面においては、個人主体による中小型株での値幅取り狙いの売買に向かわせよう。 ■決算発表はなし ■前場の注目材料 ・日経平均株価は上昇(38536.74、+225.41) ・為替相場は円安・ドル高(145.20-30) ・米原油先物相場は上昇(73.27、+3.02) ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・大日本印刷<7912>政府向けID認証を買収、アフリカで展開 ・シャープ<6753>家電出荷1450万台、27年度、生成AI搭載、ブランド強化 ・三井不動産<8801>離着陸場を開発、空のモビリティー産業創出 ・関西電力<9503>米オープンAIと連携、生成AIでDX推進 ・住友商事<8053>バイオガス製造参入、デンマークで合弁、有機性廃棄物を有効活用 ・日産自<7201>新型EVで巻き返し、「リーフ」8年ぶり全面刷新 ・トヨタ自<7203>液体水素燃料の試験車を「ル・マン」で初公開、WEC車両ベースに開発 ・OSG<6136>日独で金型被膜事業、工具向けからシフト ・中外炉工業<1964>電気炉ダストを粗酸化亜鉛に再生、リサイクル設備開発 ・山洋電気<6516>小型サーボに直流48ボルト駆動モデル、半導体装置向け ・浜松ホトニクス<6965>本社工場の新棟竣工、光半導体を開拓 ・富士通<6702>東海国立大学機構と診療データで治験者選定、ドラッグ・ロス解消へ ・FDK<6955>リチウム電池を長寿命化、スマートメーター向け ・ルネサス<6723>ワイヤレスイヤホン向けマイコン、1チップに機能集約 ・NTT<9432>NTT東日本・西日本、企業向け高速光回線、9月30日から提供 ・東洋紡<3101>大塚化学と抗体を分離膜で効率回収、精製工程向けデバイス ・日本板硝子<5202>千葉に新設備、省エネガラスの生産10倍に ・東京エネシス<1945>熊本でバイオガス発電、汚泥・食品残さを利用 ・住友ファーマ<4506>米ファストトラック指定、骨髄線維症抗がん剤 ・VIS<130A>核酸医薬の開発着手、虚血性急性腎不全が対象 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 5月貿易収支(予想:−8965億円、4月:−1156億円) ・08:50 4月コア機械受注(予想:前月比−9.5%、3月:+13.0%) <海外> ・07:45 NZ・1-3月期経常収支(予想:−22.0億NZドル、前回:−70.37億NZドル) 《ST》 記事一覧 |