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米国商品情報を活用して待ち伏せする “先取り”株式投資術

商品の一年間の特徴とそこからの影響がとてもわかりやすく書かれてあって、投資初心者にとってはどこから情報を収集すればいいか等とても為になりました。
とても有益な本をありがとうございました。

熊本市 Y.T様 37歳


本書は二部構成になっているが、第一部はアメリカの商品情報について松本氏が解説している。

最近、商品市場を題材とする書籍が少なく、FXトレーダーをはじめとする個人投資家が商品市場を学ぶ絶好のチャンス。価格分析を重視するテクニカルを好むプライベートトレーダーが多い。チャートを分析した結果をSNS上で語り合うトレーダーは日本だけでなく他国でも多くみられる。しかし、何が原因で動いたのかチャートは語っていない。チャート上にないエッジを求めてファンダメンタルズを学ぶトレーダーも多い。また、他の市場の動きがトレードしているマーケットにどのように影響しているのか注目していくと、その先にはアメリカで上場されている商品市場に行き着く。いろいろな商品が上場されて長年、取引されているため、データ量は豊富。しかも、価格データだけではなく在庫、作付面積など多数のデータが公表されている。そんな商品市場を学ぶとき、本書は素晴らしいガイドになる。

第二部は商品情報を日本の株式投資の先行指標として活用する例をあげて解説している。東条氏は個人投資家として長く株式市場で運用している。アナリストの分析とは違い、実際、運用判断を補助する目的で商品情報を活用しているが、そのプロセスと具体的な例をあげているためとても参考になる。

新型コロナウイルス感染問題で、これまでの投資戦略を見直す時期にきている。商品情報こそ、エッジになるのではないだろうか。

なりた・ひろゆき


書籍のタイトルからすると投資対象は株式となっていますが、商品自体の先物やCFDの取引にも役立つ内容です。 以下のようにすると、この本を無駄にせず有効に活用でき、投資能力が向上すると思います。

1.実際にファンダメンタル情報と値動きを数値化してExcel等で分析・検証することが 必要不可欠だと思います。

2.数年から数十年おきに発生するようなマーケットの混乱時には、市場は常識通りには動かず、また、これまで機能していた手法が機能しなくなります。 このため、いつか来るその時に備えた資金管理や手法の構築等の対策が必要になります。

3.商品市場について理解を深めると、それを株式投資だけでなく資源国通貨の取引にも役立てられると思います。

4.商品市場の動きを予想するためには、この本に記載していること以外にも注目すべきものはいくつかあります。 これについては例えば他の投資家・トレーダーの関連する書籍やDVDなどで理解を深めると良いと思います。

投資家A
会社員/個人投資家
投資歴:20年


米国商品市場の動きに着目し、勝てるシナリオを立案して日本株投資で勝負しようという著者の斬新なアイデアに新規性と説得性がありました。

米国商品市場の値動きと直結しやすい日本株のセクターや個別銘柄に注目し、仕入れとなる原材料の価格変化が業績の良し悪しに時間差で直結する点に着目している点はシンプルなファンダメンタル分析でもあり、賢い作戦だと言えます。

原材料の価格変化が業績に与える影響にはもちろん遅効性が生じるので、次の決算発表のタイミングでの業績の下方/上方修正がある程度の確度で予測できる点で「待ち伏せ」が可能になるという着想はとても参考になる視座です。 ファンダメンタルズ分析で勝ち切るのは難しいという印象を持っていましたが、このアイデアのようにマクロな観点から原材料の価格動向がどう影響するかを見極めるのはシンプルで面白い考え方だと言えると思います。原材料の変化に対する感度が高い個別銘柄をどのように抽出できるかがわかれば巧く行くのではないでしょうか(本書では著者が何通りか例示してくれています)。

米国商品市場に関する情報をどこで入手できて、情報をどのように解釈して戦略立案できるか、本書では魚の釣り方を教えてくれています。

勝てるシナリオが立案できた時にだけ勝負をするというスタイルは個人投資家向きと言えます。運や偶然性に委ねた投資から脱却したい人にオススメの一冊です。

ぽーちゃん 会社員
(投資歴:FX・先物15年、不動産投資18年)


独自性があり興味深い一冊

本書は原油や金、農作物などの米国商品情報を株式投資に活用しようという独自性がある視点での投資本である。

プロの場合はこうした視点というのも特に目新しいものではないかもしれないが、個人投資家でこうした視点、方法を実際に株式投資に活かしている人は少ないだろう。

まず冒頭では、投資についての留意点等について書かれているが、ここはすでに投資経験がある人にとっては共感するところはあれど、さして目新しさは感じないかもしれない。

が、ここから先の各商品の年間を通しての具体的な値動きの特徴の紹介や原油、天然ガス、金、農作物などの価格の動向から関連する株式の銘柄の値動きについて類推し投資に活かす手法は、そもそも商品の価格動向についての興味すら薄い立場からすると非常に新鮮に感じた。

これを実際の投資に活かすためには、丁寧に日々の商品の価格動向、そのトレンドや関連銘柄の株価動向をウォッチするなどの準備、対応が必要で、形だけを真似してもうまくいかないかもしれない。

が、多くの人にとって、とりあえず新しい視点、方法を知るという意味で有意義な一冊になるだろうと感じた。 また、個々にこの内容を深めて実際の投資に生かすことができれば、非常に有意義な一冊となろう。

ふしみん、50代、個人投資家


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