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マレーシア出身の若き成り上がりのジョー・ロウなる男が父親の支援を上手く活用し、米国の一流ビジネススクールへの留学を果たすと中東の大富豪子息などへ近づき権力者や富豪から大きな投資資金の調達に成功すると、その金を当時のマレーシア首相に横流しするかたわら、自身は高級不動産を購入し、超有名人とパーティーに興じてシャンパンの雨を降らせ、あらゆるところに巨額の金をばら撤くという桁外れの豪遊で世間の注目を集め、マスコミが資金源の疑惑を報じたことで悪事が露見し関係者が次々と逮捕・起訴され、本人は忽然と姿を消すと言うストーリー。
この本を読んで当時のマレーシアが如何に腐敗していたかが良くわかるが、ビジネススクールは金持ちの息子たちが金で入学し権力者や富豪とのコネ作りをする場でもあるのだと認識を新たにした。
相場に疲れたときの息抜きに読むには良い本である。
炎のディーラー 投資暦26年
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