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ディナポリの秘数 フィボナッチ売買法

ジョー・ディナポリ/成田博之 パンローリング

 フィボナッチという言葉を聞けば、テクニカル分析を一通り学んだことのある人なら誰でもピンとくるあの“黄金分割”。私自身も、チャートを見たときに、下値のメドや天井値の予想に、このフィボナッチの比率が当てはまっているのを確認して、不思議なこともあるものだ、と思ったことが何度かありました。

 この本は、そのフィボナッチの比率をトレード手法に取り入れているということで、非常に興味がありました。ただ、実際に読んでみると、フィボナッチに関する内容は、本書の第3部からで、第2部には、DMAやMACD・ストキャスティックなどを使ったトレンド分析や、9種類のパワーパターンが解説されていて、おもしろかったです。

 フィボナッチを使ったトレードの教科書という見方をすれば、図表や説明に用いるチャートも豊富で、読みやすく、使いやすい。しかし、ボリュームはたっぷりで、今回、速読した自分としては、再度、熟読してさらに理解を深めなければいけないと思いました。

 肝心のフィボナッチを使ったトレードが、どれ程のものなのかは、読者が実際にこの手法をマスターしてトレードに実践してみなければ、評価し難いと思います。読者のなかには、フィボナッチ自体をオカルト?ぽいものととらえて、“こんなものが使えるのかな?”と思う人がいるかもしれません。(実際、科学的に、根拠があるとは思えませんので!)

 実は、この本を読むうえで私が一番興味があったのは、そのトレード手法よりも、フィボナッチがなぜ機能するのか?に対する著者の説明でした。読み進めていくうちに、“やはり、トレード法の説明で終わるのかな?”とも思っていましたが、著者は、ちゃんと答えを用意してくれていました。それは、わずか7行程度の簡潔な文章でまとめてありました。

 この答えが知りたい人、答えは別として、このトレード法を学びたい人は、是非、読んでみることを,お薦めします。(このトレード法の有効性についても、著者が、リッチになれたと書いているので、やっぱり保証付き?なのかな!)

(ペンネーム テクニカル・トレーダー)

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