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ロスフックトレーディング

ジョー・ロス 著/長尾慎太郎/杉本裕之 訳 パンローリング

 1−2−3の形状からロスフックを特定する。それは上昇トレンドの押し目を待 ち、下落トレンドの戻りを待つものである。トレンドの修正局面を示唆してくれるのがロスフックなのだ。
私自身の経験からいえば、「押し目買い」とか「戻り売り」という無責任なコメントにはいつも首を傾げていた。一体、どこが「押し目」でどこが「戻り」なのか。
ロスフックトレ−ディングはこれに一つの解答を与えるものである。ロスフックを待つのはやや悠長な気もするが、「待つも相場」。筆者の例証するポイントは完璧ではないが、的確に「押し目」と「戻り」を指摘している。ロスフックだけで全てが見通せるとは筆者も主張していない。これに様々なテクニカル分析(ストキャスティックス、エンベロップ、ボリンジャ−バンド等)を加えることで、判断がより正しくなるようにしている。
こういったトレ−ディングでは、トレードの自動化についての試みはむなしくなる。
自分の研究と研鑽が自分のトレ−ドをシステマティックにするのだ。行錯誤を重ねてきたが、その成功例を見たことがあるだろうか。相場を知り尽くしたトレーダーの腕前こそ、本当に信頼に足るトレ−ドとなるのだ。筆者はいう。「トレーディングを自動化する必要はあるのだろうか?」
答えはイエス。トレーダーとして成功するためには、自分自身を「自動化」する必 要があるのである。
マーケットにおける「自分の行動を自動化する」術を会得する必要がある。
本書のロスフックという概念については、明確にわかる場合とわかりにくい場合がある。筆者もそれは認めている。本書は、一読しただけでは理解困難な部分がある。
本書は研究されるための書物であるという。
そのため、読者は自分が観察している銘柄のチャ−トに関して1−2−3パタ−ンとそれに続くロスフックパタ−ンを見つける研究が要求される。
完全な自動トレ−ディングシステムが存在すると思えない以上、ある目的を持ってチャ−トをみることは、自分のトレ−ドに対してシステム的なものを付加させるだろう。
このことは相場の初心者には必須であり、中級者にとっても自分の腕をなまらせないという意味で必要不可欠なものであろう。そういった意味で、本書は幅広い人たちに読まれるだろう。                     

<40代 会社員 先物バカ一代>

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