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6つのポジションで相場を見通す 移動平均線の新しい読み方

本書では移動平均線を2本使い、現在の相場状況を考察すると共に、これからどうなっていく(どうなりやすい)かを検証している。 著者はかつて証券会社のディーラーとして活躍され、月間ベースで53勝1敗という圧倒的な勝率を誇る。

題に、「移動平均線の新しい読み方」とあるが、読者によっては新しいモノではないかもしれない。 現に私も、内容的には新しい知識ではなかった。

ただ、6つのポジション、すなわち移動平均線と価格の位置関係を6つに分けての解説は、既知の者でも読み応えがある。本書を読み終えると、漠然とした知識が整理され、相場で使える本物の知識に変わっているのではないだろうか。

また、本書では移動平均線をあえて2本にすることで、ムダに相場を複雑化させるような見方を避ける配慮があり、非常に好感が持てる。これなら、相場初心者も理解しやすいのではないかと思われる。

全体的に良書と言えるが、保ち合いの相場状況の記述はほとんどない。 6つに分けているのは上昇・下降トレンド、およびそれに付随する相場状態のみとなっている。 また、発展的には解釈が可能ではあるものの、押し目買い・戻り売りなどの解説を具体的にもっと増やしてもらえたら・・・と個人的には感じた。

本書で解説している相場は日経平均、個別株などである。使用する時間軸は主に長いものがメインではあるが、デイトレ用に短い時間軸の解説もあるので、まさに万人向けの解説書となりうる。

また、異なる時間軸(日足と週足)をどのように扱うかという解説も分かり易い。 ここまで明快かつ簡潔に解説しているものも少ない。 マルチタイムフレームの扱いで悩んでいる方は参考になるだろう。 個人的には納得の一冊だった。

(ラオウちゃん、30代、医師)


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