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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/06/30 10:45, 提供元: フィスコ

たけびし--- AI・半導体需要を取り込むことで業績拡大を目論む

*10:45JST たけびし--- AI・半導体需要を取り込むことで業績拡大を目論む
たけびし<7510>は創立100周年となる2027年3月期を最終年度とする4か年の中期経営計画「T-Link1369」を推進中である。「T-Link1369」では、主力のFA関連を中心とする基幹ビジネスに加え、4つの成長戦略「グローバル」、「メディカル」、「オートメーション」、「オリジナル(自社製品・システム開発)」による成長を掲げている。各成長戦略は以下のとおりである。
「グローバル」では、成長市場でのデバイスビジネス領域拡大、ならびにM&Aを中心に戦略的投資を実行する。成長市場インドのさらなる事業強化を図り、2029年3月期に売上高100億円を目指す。また脱炭素ビジネスにおける新規需要をキャッチアップし事業領域を拡大するほか、戦略的M&Aを継続検討し、シナジー創出による企業価値の最大化を図る。2027年3月期の売上目標は265億円を見込む。
「メディカル」の2026年3月期売上高は167億円と当初目標130億円を前倒しで達成し、更なる成長ドライバーとして持続的な拡大を図る。製品拡充及びパートナー連携の強化により診断装置ビジネスを一層強化し、大規模病院から診療所まで幅広い医療機関への事業展開を加速する。2027年3月期の売上目標は前期に主力の放射線がん治療装置および
CT・MRI等診断装置の更新需要が集中した反動により前期比12億円減の155億円を見込む。
「オートメーション」では、成長市場での自動化・省人化ニーズを捉えたソリューションを創出する。とりわけ成長が加速する半導体分野における生産設備・検査装置の自動化を提案する。2027年3月期の売上目標は70億円を見込む。
「オリジナル(自社製品・システム開発)」では、製品競争力向上と販売体制強化の二軸によりグローバルでの売上を拡大する方針。海外展示会への出展やデジタルマーケティングなどのプロモーション施策を拡充し、幅広い顧客層へのアプローチを強化する。2027年3月期の売上目標は17億円を見込む。
また4つの成長戦略に加え、拡大を続けるAI・半導体需要を取り込む多層的なソリューションを展開する方針である。具体的には、1.コンポーネント(半導体製造装置関連向けFA機器・デバイス)、2.装置システム(自動搬送システム・基板製造検査装置・ファシリティ監視システム)、3.データセンター向けインフラ整備(特高変電設備・UPS(無停電電源装置)・セキュリティ関連)、4.加工機/盤(基板製造向けマイクロレーザー加工機・素材関連製造設備)の展開に取り組む。2027年3月期のAI・半導体関連の売上高は200億円を見込むが、20231年3月期には300億円にまで拡大する意向である。
足元の業績は好調である。2026年3月期連結業績は、売上高が前期比8.8%増の1,098.62億円、営業利益が同19.2%増の40.84億円、経常利益が同18.4%増の44.53億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同41.3%増の29.57億円となった。売上高、各利益段階で過去最高を更新した。インド向けデバイスや医療ビジネスなどが売上高を牽引した。利益面では成長投資により販管費は増加したが、戦略的な事業拡大およびM&Aの推進により収益性が向上した。

2027年3月期連結業績の会社予想は、売上高が前期に2.9%増の1,130.00億円、営業利益が同5.5%増の43.10億円、経常利益が同3.5%増の46.10億円、親会社に帰属する当期純利益が同4.8%増の31.00億円と業績続伸を見込んでいる。産業機器システムや半導体・デバイス分野を中心に成長戦略を推進する意向である。AI、半導体関連で各部門とも売り上げ拡大となる見通し。売上面では産業機器システムはFA(ファクトリー・オートメーション)機器、装置システム、産業用機械向けが増加、半導体デバイス部門はデバイスが引き続きインド向けデバイスや国内半導体関連、半導体が太陽光発電関連のパワーコンディショナーや家庭用蓄電池向けに海外製半導体などの増加を見込む。





《KT》

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