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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/03/11 20:10,
提供元: フィスコ
株式会社ヘッドウォータース:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(10)
*20:10JST 株式会社ヘッドウォータース:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(10)
ヘッドウォータース<4011>
大企業領域から中小企業領域、さらにはベトナムのDATA IMPACTを通じたシンガポールやインドといったグローバル展開。そして、コンサルティングからプロダクト、AIソリューション、さらにはデータの活用基盤まで。これらすべての盤面を包括的に抑えているAI企業というのは、このAIを活用した世界領域の中で、私は当社以外に見たことがありません。
スケールという観点で考えても、市場性と機能、この両面を考えた上で我々以上の存在はいないのではないか。そうした強い確信を持って今、経営にあたっており、非常にワクワクしているのはまさにそうした理由からです。これほどのAI企業は、日本国内では今のところ見たことがありません。
実際、中小企業領域については、これまでは後回しにしようと考えておりました。 まずはエンタープライズ領域に注力する。なぜなら、最新のテクノロジーを実装して最先端のAI企業になるには、エンタープライズを手掛けるほかないからです。そのため、まずはこの領域を固め、売上規模が500億円程度に達した後に中小企業領域を検討しようと考えていました。
本来、マーケットの規模で見れば、大企業マーケットよりも中小企業マーケットの方が大きいのが実情です。しかし、ビジネスの進め方が全く異なります。1社で10億円を50社からいただくモデルと、1社1万円で数万から数十万のクライアントを獲得するモデルでは、手法からサービス内容まで全くの別物です。これらを並行して進めるのは非常に困難であるため、「先にこちら、次にこちら」という順序を想定していました。
しかし、今回のBBDイニシアティブ社との合併によって、これらを「両面展開」していけるという手応えを感じております。エンタープライズ企業と同等、あるいはそれ以上の規模を持つ中小企業マーケットにおいて、相乗効果をしっかりと生み出しながら両面展開を進めてまいります。 どちらかを片手間で行うのではなく、双方を徹底して伸ばしながら、その相乗効果を最大限に高めていく所存です。
経営統合によって実現するモデルは、先ほどもお示しした図の通りです。 まず、最前線でコンサルティングを行い、現場で伴走するエンジニアが実務を把握し、設計を行いながらAIエージェントを構築します。 次に、構築されたエージェントが運用を通じてさらにデータを蓄積していきます。 そして、蓄積されたデータを活用することでエージェントはさらに進化し、高度化していく。最終的には、このプロセスを汎用化し、プロダクト化へと繋げていくというサイクルを循環させてまいります。
さらに、優れたエージェントが完成すれば、それをベースにコンサルティングの提案力が向上していく。このサイクルを継続的に循環させていくのが、先ほどから皆様に深くご理解いただけるよう繰り返しお伝えしている「X-Tech FDE」の構想です。
これを中小企業領域に当てはめますと、「SaaS × AIエージェント」というプロダクトを通じて膨大なビッグデータが蓄積されます。そこにはカスタマーサクセスが存在し、彼らが「FDE」におけるフロントの役割を担いながら、現場でヒアリングした課題を再び実装へと繋げていく。
このサイクルを中小企業向けにも展開してまいります。
大企業向け、中小企業向け、いずれも「FDE」という共通のモデルに基づいています。これらを両輪で回し、双方で得られたデータを相互に活用しながら、より大きな相乗効果を生み出すモデルを推進してまいります。
続いて、株主の皆様からよくご質問をいただく、株主還元に関する考え方についてご説明いたします。
基本的には、人材の採用や教育といった人的投資、そして事業基盤となるプラットフォームの構築、AIエージェントやプロダクトの開発といった先行投資を最優先いたします。
還元については様々な考え方があるかと存じますが、年率1.5倍のペースでトップラインが伸びるような、現在の当社の事業モデルと事業領域において戦っていく上では、優待や配当といった形の還元よりも、成長率を維持するために事業投資へ振り切る方が、最終的に株主の皆様への還元は最大化されると私は判断しております。
もちろん、成長が鈍化しキャッシュが蓄積された場合や、ストック収益が積み上がり、投資に回すよりも還元を優先すべき状況になれば、その時点での状況に応じて多様な還元の仕方を検討してまいります。
しかし、事業が毎年1.5倍、また1.5倍と力強く成長を続けている間は、それによって株価も大きく上昇していく可能性があると考えております。この高い成長性が維持できるうちは、基本的には成長投資にリソースを投下していく方針です。
実は昨年、BBD社との合併を検討する過程において、先方が実施されていた「株主優待」を引き継ぐべきかどうかについても、社内で深く議論いたしました。優待を実施する場合、例えば1億から1.5億円程度の予算を還元に充てることになります。しかし、現時点で利益を削って還元に回すよりは、その資金を再投資して事業を伸ばすべきであると、最終的に決断いたしました。
これについては、具体的な金額感、現在のタイミング、そして当社の事業が置かれているグロース(成長)の状態などを総合的に加味して判断した結果です。現状においては、将来的な企業価値の最大化を目指し、成長投資を優先することについて、株主の皆様にもご理解をいただければと存じます。
今後の成長戦略についてお伝えいたします。
我々がエンタープライズ領域で事業を展開していく以上、最先端技術のキャッチアップは生命線です。常に最新のテクノロジーを把握し、自社に取り入れ続けなければなりません。これは単なる課題ではなく、我々が挑戦し続ける永続的なテーマであります。
今後の戦略の柱として、既存顧客1社あたりの収益向上と、エンタープライズ領域における深耕(顧客の懐へいかに入り込むか)を徹底してまいります。また、今回の合併をはじめ、今後もM&Aの可能性がありますので、PMIは、当社において常に重要なテーマとなります。
株式会社ヘッドウォータース:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(11)に続く
《MY》
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