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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/01/23 13:03, 提供元: フィスコ

CRGHD Research Memo(3):同社事業概要1

*13:03JST CRGHD Research Memo(3):同社事業概要1
■CRGホールディングス<7041>の事業概要

1. 事業内容
同社は、人と企業のニーズを正確に結びつけることで日本の労働市場の質的向上に寄与することを事業の中核に据えている。人材派遣・紹介や製造・事務領域の請負といった従来型サービスに加え、人材関連ソリューションの裾野を大きく広げてきた点に特徴がある。これらの多層的なサービスは、単なる人材供給にとどまらず企業経営の根幹に踏み込み、より高度な人材活用を促す構造を形成している。同社はこうした取り組みを通じて、「次世代の労働市場における需給調整機能の担い手」としての役割を強化し、日本の労働市場を働き甲斐と効率性の両面で進化させることを目指している。

グループ内には各領域に特化した企業が配置され、各社が個別の強みを保有しつつもIT技術を人材サービスへ有機的に融合させることで、横断的な連携力を高めている。この組織体制は、幅広い年齢層の人材が能力を発揮し働き続けられる環境を整備すると同時に、企業側に対しても継続的かつ高品質な生産性向上支援を提供し得る基盤となっている。なお、同社は従来「人材派遣紹介関連事業」の単一セグメントとして開示していたが、事業モデルに応じた適切な経営管理および情報開示を行うため、2024年9月期より「HR関連事業」と「フィナンシャル事業」の2つの区分でのセグメント開示へ移行した。

(1) HR関連事業
HR関連事業では、人材派遣・紹介、製造請負、BPO、障がい者雇用サポート、通訳・翻訳など多様なサービスを提供し、顧客の人材課題の包括的な解決を目指している。

(a) ミライル
ミライルは、人材派遣・人材紹介・採用支援を中心にサービスを提供している。その事業領域は人材提供にとどまらず、アウトソーシングなど多岐にわたり、企業の生産性向上に寄与するサービス基盤を構築している点が特徴である。

ミライルの特色として第一に挙げられるのは、スポットワークから長期派遣、常用型派遣など、顧客・求職者の様々なニーズに対応することを可能としている。第二に、派遣キャストのスキル水準が高く、様々な現場において即戦力として機能する点が評価される。必要に応じて事前研修も実施し、現場要求への適応力を高めている。第三の特徴として、ITとHRの融合を推進し、独自開発のHRシステムによりキャスト情報の一元管理やスマートフォンによる勤怠管理を実現しており、自社の生産性向上や派遣スタッフの稼働定着・適正配置に寄与していることが挙げられる。第四に、就労後の定期的なヒアリングを通じて得た情報を企業にフィードバックし、業務環境改善や人材活用施策の高度化に役立てている点も、他社との差別化要因である。

こうした基盤を背景に、ミライルは主に3つの領域でサービス展開を行っている。第一に、コールセンター・オフィスワーク領域では、人材派遣・紹介予定派遣、人材紹介、採用支援、営業支援、コールセンター運営支援など多面的なソリューションを提供している。ミライルは登録者増加を背景に、突発的な需要にも応えられる柔軟な供給体制を構築している。採用支援では、媒体選定や採用プロセス全般に関するコンサルティングを提供し、採用見える化クラウドによる採用分析と採用業務の効率化を支援。加えて採用課題を可視化し、その課題に対しての解決策を提供できるサービスを展開。営業支援では、コールセンター運営で培ったノウハウや自社コールセンター人材活用により、顧客ニーズに合わせた体制構築が可能としている。

第二の領域である物流・軽作業及び製造請負分野では、短期から長期まで幅広いニーズに対応し、スタッフ派遣、イベント運営サポート、倉庫内業務、外国籍労働者派遣、製造スタッフ派遣など、多様な労働需要に応える体制を構築している。物流領域では、軽貨物から重量物まで対応可能な配送人材を確保し、急な人員補充にも柔軟に対応するなど日々の物流量が急激に変化した場合でも、正確な物流業務の運営をしている。またイベント・販促領域では、接客スキルの高い人材を確保し、運営管理まで支援することでイベントの質的向上に寄与している。倉庫・物流では資格保有者を含む幅広い年齢層のスタッフを提供している。さらに外国籍労働者の活用により、人手不足が深刻な地域や業種においてミスマッチ解消に貢献している点は注目される。製造領域では、設備操作から組立、包装、検査まで多様な工程に対応し、メーカーの生産活動を下支えしている。同一労働同一賃金の施行により、企業側のコスト上昇や採用難易度が高まるなかで、同社の柔軟なサービス供給力は企業の合理化ニーズに対し重要な役割を果たしていると評価できる。

第三のITエンジニア・DX領域では、ソフトウェア開発やシステム運用保守、インフラ構築、ITコンサルティングまでをカバーし、派遣、SES(システムエンジニアリングサービス)、請負のすべての契約形態に対応している点が特徴的である。また、短期的な案件対応と長期的なサービス展開を組み合わせたハイブリッド型事業運営や、複数人で現場を構成する体制を整え、請負化を目指す取り組みを行うなど安定成長を志向する姿勢が見て取れる。開発領域ではWebからモバイル、ノーコードまで対応範囲が広く、インフラ領域ではオンプレミス・クラウド双方に精通し、運用保守まで含めた最適提案を行っている。コンサルティング領域でも企画から設計、保守までを包括的に支援し、企業のIT投資の高度化を促している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木 稜司)


《HN》

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