|  | フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/24 16:42,
提供元: フィスコ
 米中対立懸念が和らぐなかで高市トレードが活発【クロージング】*16:42JST 米中対立懸念が和らぐなかで高市トレードが活発【クロージング】24日の日経平均は3日ぶりに大幅反発。658.04円高の49299.65円(出来高概算21億1000万株)で取引を終えた。米中貿易摩擦の激化懸念が和らいだことから、前日の米国市場でハイテク株を中心に買われた。また、米半導体大手インテルが発表した7-9月期決算が予想を上回ったことも材料視されるなか、買いが先行して始まった。円相場が約2週間ぶりに一時1ドル=153円台へと円安が進んだことも短期筋の先物買いを誘発した。買い一巡後はこう着感が強まったものの、押し目待ち狙いの買い意欲は強く49300円前後で堅調に推移していた。
 
 東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄数が過半数を占めた。セクター別では、非鉄金属、鉱業、電気機器、ガラス土石、情報通信など16業種が上昇。一方、不動産、その他製品、その他金融、医薬品、保険など17業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、東エレク<8035>が堅調だった半面、中外薬<4519>、テルモ<4543>、任天堂<7974>、第一三共<4568>が軟化した。
 
 トランプ大統領が中国の習近平国家主席と30日に韓国で会談すると正式に発表し、これが米中貿易摩擦への過度な警戒感後退につながった。また、高市首相とトランプ大統領が28日に会談する事も決まり、良好な関係を築くのではないかとの期待も相場を支えた。午後には高市首相の所信表明演説が行われることで、改めて高市トレードが活発化する形になっており、日経平均の上げ幅は一時800円に迫った。
 
 日経平均は前日の下げ幅を埋めるなど、地合いの強さを確認した形と言えよう。諸外国の株価と比べパフォーマンスの良い日本株に対し、海外投資家の一部で買い増す動きも出始めているとされ、先高期待が再び高まりつつある。また、米企業の25年7-9月期決算は総じて良好で業績期待を維持しながら、来週から本格化する国内ハイテク企業の決算発表シーズンを迎えることができるのは良い流れになっている。
 
 
 
 
 
 《CS》
 
 記事一覧2025/10/31 18:30:欧州為替:ドル・円は154円台を維持、米金利高は一服
2025/10/31 18:15:日経平均テクニカル: 3日続伸、「陽の大引け坊主」で終値52000円突破
2025/10/31 17:48:31日の香港市場概況:香港市場は大幅続落
2025/10/31 17:44:31日の中国本土市場概況:上海総合指数は続落
2025/10/31 17:25:欧米為替見通し: ドル・円は底堅い値動きか、主要中銀の政策決定を消化
2025/10/31 17:23:東京為替:ドル・円は堅調、米金利高で
2025/10/31 16:50:東証グロ−ス指数は続伸、イベント通過し安心感広がるが上値は重い展開
2025/10/31 16:46:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は大幅に3日続伸、アドバンテストやファーストリテが2銘柄で約407円分押上
2025/10/31 16:36:日米ハイテク企業の好決算を背景にリスク選好【クロージング】
2025/10/31 16:35:日経VI:低下、取引時間中は高値警戒感強まる
2025/10/31 16:30:東証グロース市場250指数先物概況:年内利上げ機運後退や買い戻しで続伸
2025/10/31 16:16:東京為替:ドル・円は堅調、米金利高でドル買い再開
2025/10/31 16:08:DMG森精機、航空電子、コナミGなど
2025/10/31 16:00:東証業種別ランキング:電力・ガス業が上昇率トップ
2025/10/31 15:54:日経平均は大幅続伸、5万2000円台まで上げ幅広げて高値引け
2025/10/31 15:51:クリレスHDなど
2025/10/31 15:45:日経平均大引け:前日比1085.73円高の52411.34円
2025/10/31 15:45:新興市場銘柄ダイジェスト:Jストリームは反落、ミンカブが急騰
2025/10/31 15:44:10月31日本国債市場:債券先物は136円04銭で取引終了
2025/10/31 15:26:東京為替:ドル・円はもみ合い、節目付近で売り買い交錯 |