トレーダーズショップ
トップかごを見るご注文状況このページのPC版


フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/08/08 07:47, 提供元: フィスコ

7日の米国市場ダイジェスト:NYダウは224ドル安、関税発動や長期金利上昇を嫌気

*07:47JST 7日の米国市場ダイジェスト:NYダウは224ドル安、関税発動や長期金利上昇を嫌気
■NY株式:NYダウは224ドル安、関税発動や長期金利上昇を嫌気

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は224.48ドル安の43968.64ドル、ナスダックは73.28ポイント高の21242.70で取引を終了した。

新規失業保険申請件数が増加し労働市場減速で年内の利下げを期待した買いが継続し、寄り付き後、上昇。その後、トランプ政権の新相互関税発動や一部企業決算が嫌気され、失速しダウは下落に転じた。さらに、NY連銀調査でインフレ期待が上昇したほか30年債入札が冴えず長期金利が上昇したため終盤にかけ売りが加速。ナスダックはアップルやエヌビディアが支えかろうじてプラス圏で、まちまちで終了。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、医薬品・バイオテクが下落した。

レストラン食品配達サービス会社のドアダッシュ(DASH)は第2四半期決算で1株損益で黒字に転換、業績見通しも引き上げ、上昇。オンライン小売のアマゾン(AMZN)はクラウド部門AWSと政府の契約締結を好感したほか、傘下ズークスの自動運転車において公道実証実験を政府が許可し、上昇。宇宙防衛テクノロジーのFirefly aerospace (FLY)はナスダックに上場、上場価格を上回る大幅高。

製薬会社のイーライ・リリー(LLY)は開発中の経口肥満治療薬を巡る治験で、有効性が競合他社の製品に比べ劣ることが明かになり、下落。半導体のインテル(INTC)はトランプ大統領が同社の最高経営責任者(CEO)が行っていた中国投資を巡り「利益相反」と主張し辞任を求める投稿し、売られた。高級ブランドのラルフローレン(RL)は四半期決算で見通しを引き上げると同時に、関税による逆風に懸念を表明し、下落。

オンライン決済のブロック(XYZ)は取引終了後に第2四半期決算を発表。内容が予想を上回り、時間外取引で買われている。

(Horiko Capital Management LLC)


■NY為替:FRB理事候補にCEA委員長指名でドル反落

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円58銭まで上昇後、146円94銭まで下落し、147円09銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が前週から予想以上に増加し、労働市場の減速懸念が強まり、ドル売りが優勢となった。その後、米7月NY連銀調査でインフレ期待が上昇したほか、30年債入札が低調で長期金利が上昇に転じ、ドルの買戻しが優勢となった。トランプ大統領がクーグラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事の後任に、経済諮問委員会(CEA)の委員長ミラン氏を1月末までの任期で候補に指名するとの発表で、ドル売りが再開。

ユーロ・ドルは1.1611ドルまで下落後、1.1672ドルまで上昇し、1.1665ドルで引けた。ユーロ・円は171円27銭まで下落後、171円70銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3390ドルまで下落後、1.3448ドルまで上昇。英中銀が政策金利を予想通り引き下げたが4人のメンバーが据え置きを支持したためタカ派利下げとの見方にポンド買いが強まった。その後、ドル売りに押された。ドル・スイスは0.8080フランから0.8057フランまで下落した。


■NY原油:弱含みで63.88ドル、米ロ首脳会談への期待も

NY原油先物9月限は弱含み(NYMEX原油9月限終値:63.88 ↓0.47)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比−0.47ドル(−0.73%)の63.88ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは63.76ドル−65.11ドル。ロンドン市場で65.11ドルまで反発したが、米国とロシアの首脳会談への期待で調整的な売りが入った。通常取引終了後の時間外取引では主に63ドル台後半で推移した。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 44.92ドル -0.50ドル(-1.10%)
モルガン・スタンレー(MS) 140.92ドル -0.38ドル(-0.26%)
ゴールドマン・サックス(GS)719.74ドル -5.00ドル(-0.68%)
インテル(INTC) 19.77ドル -0.64ドル(-3.13%)
アップル(AAPL) 220.03ドル +6.78ドル(+3.17%)
アルファベット(GOOG) 197.28ドル +0.36ドル(+0.18%)
メタ(META) 761.83ドル -10.16ドル(-1.31%)
キャタピラー(CAT) 417.12ドル -10.60ドル(-2.47%)
アルコア(AA) 30.10ドル +0.55ドル(+1.86%)
ウォルマート(WMT) 103.12ドル -0.24ドル(-0.23%)


《ST》

記事一覧

  • 2025/08/08 15:05:アクシス---配当方針の変更(累進配当の導入)
  • 2025/08/08 14:56:守谷商会:インバウンド需要の増加で主力の建築事業が好調
  • 2025/08/08 14:55:出来高変化率ランキング(14時台)〜光・彩、日本化などがランクイン
  • 2025/08/08 14:54:昭和産業---1Qは減収なるも飼料事業とその他事業は増収に
  • 2025/08/08 14:51:日経平均は748円高、主要企業の決算などに関心
  • 2025/08/08 14:51:東京為替:ドル・円は高値圏に浮上、ややドル買い
  • 2025/08/08 14:48:アクシス---2Q増収増益、システムサービス事業の売上高が順調に推移
  • 2025/08/08 14:48:藤商事---1Qは減収なるもパチンコ遊技機で新規タイトルの販売を開始
  • 2025/08/08 14:46:コーユーレンティア---剰余金の配当(中間配当)
  • 2025/08/08 14:44:コーユーレンティア---2025年12月期第2四半期業績予想と実績の差異および通期業績予想の修正
  • 2025/08/08 14:41:コーユーレンティア---2Qは増収・2ケタ増収、通期予想の上方修正を発表
  • 2025/08/08 14:38:サーラ Research Memo(8):配当性向は30%目途から40%以上へ。2025年11月期は配当金32円を予定
  • 2025/08/08 14:37:サーラ Research Memo(7):非エネルギー分野を伸ばし“暮らしのSALA”の確立を目指す
  • 2025/08/08 14:36:サーラ Research Memo(6):主力3事業が足元順調で、2025年11月期は売上高・営業利益で過去最高を見込む
  • 2025/08/08 14:35:サーラ Research Memo(5):2025年11月期中間期は主力事業が好調に推移し、増収・大幅な営業増益
  • 2025/08/08 14:33:トーホー:業務用食品卸売で国内トップ、都市圏強化×PB拡充×M&Aによる中期成長に注目
  • 2025/08/08 14:34:サーラ Research Memo(4):日本屈指の産業集積地域である愛知県東部、静岡県西部が地盤(2)
  • 2025/08/08 14:33:サーラ Research Memo(3):日本屈指の産業集積地域である愛知県東部、静岡県西部が地盤(1)
  • 2025/08/08 14:31:CRI・ミドルウェア---3Qは2ケタ増収・大幅な増益、ゲーム事業・エンタープライズ事業ともに好調を維持
  • 2025/08/08 14:32:サーラ Research Memo(2):エネルギーや都市インフラの建設・エンジニアリング、住宅、不動産事業を主力に展開