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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/05/02 08:45, 提供元: フィスコ 前場に注目すべき3つのポイント〜日米交渉進展への期待高まる〜*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント〜日米交渉進展への期待高まる〜2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■日米交渉進展への期待高まる ■ヤマトHD、25/3営業利益 64.5%減 142億円、26/3予想 181.6%増 400億円 ■前場の注目材料:旭化成、宮崎・延岡市に中空糸工場、ウイルス除去フィルター用 ■日米交渉進展への期待高まる 2日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まりそうだが、底堅さは意識されそうだ。1日の米国市場は、NYダウが83ドル高、ナスダックは264ポイント高だった。マイクロソフトやメタ・プラットフォームズなど主要ハイテク企業の好決算を好感した買いが強まった。対中貿易協議の可能性やウクライナとの資源協定を手掛かりに買い戻しに向かわせた。シカゴ日経225先物は大阪比295円高の36845円。円相場は1ドル=145円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37070円まで買われる場面もみられ、75日線を捉えてきた。日経平均株価の75日線は37184円辺りに位置しており、乖離があるものの一段のリバウンドが意識されそうだ。 米国の時間外取引ではアップルとアマゾン・ドット・コムが決算を受けて下落しており、神経質にさせる可能性がある。ただし、日経平均株価はこれまでの順調なリバウンド基調を継続するなか、売り方の買い戻しの動きが強まりやすく、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。また、赤沢亮正経済財政再生相とベッセント米財務長官らと関税を巡る2回目の協議が始まっており、交渉の進展が期待される。関連する報道をきっかけに先物主導で強含む局面もあると考えられる。 物色は指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買い戻しの動きのほか、日米交渉進展への思惑や為替の円安基調を背景とした自動車株などが注目されよう。また、決算を手掛かりとした日替わり的な物色も活発であり、昨夕決算を発表したところでは、ベネフィットJ<3934>、MRO<3064>、マルサンアイ<2551>、dely<299A>、アイカ工<4206>、ヤマトHD<9064>、ブロメディア<4347>、DTS<9682>、AOKI HD<8214>などが注目されよう。 ■ヤマトHD、25/3営業利益 64.5%減 142億円、26/3予想 181.6%増 400億円 ヤマトHD<9064>が発表した2025年3月期業績は、営業収益が前期比0.2%増の1兆7626億9600万円、営業利益は同64.5%減の142億600万円だった。投函サービスの収入は減少したものの、宅配便の収入が増加したことおよびM&Aの実施を含め法人ビジネスが拡大。26年3月期業績は、営業収益が前期比6.7%増の1兆8800億円、営業利益は同181.6%増の400億円を計画。 ■前場の注目材料 ・日経平均株価は上昇(36452.30、+406.92) ・NYダウは上昇(40752.96、+83.60) ・ナスダック総合指数は上昇(17710.74、+264.40) ・SOX指数は上昇(4247.66、+17.57) ・シカゴ日経225先物は上昇(36845、+295) ・為替相場は円安・ドル高(145.40-50) ・VIX指数は低下(24.60、-0.10) ・米原油先物は上昇(59.24、+1.03) ・活発な自社株買い ・旭化成<3407>宮崎・延岡市に中空糸工場、ウイルス除去フィルター用 ・アイカ工業<4206>フィルム加工を子会社化、機能材料強化 ・セブン&アイHD<3382>クシュタールと秘密保持契約、買収交渉進展 ・双日<2768>印でバイオメタン参入、総事業費580億円超 ・フジクラ<5803>東京大学・丸紅など8社で、核融合エネで社会連携講座 ・オートバックスセブン<9832>電動マイクロモビリティーのサブスク本格展開 ・日産自<7201>新サービス基盤実証、後席でゲームなど提案 ・北陸電力<9505>七尾大田火力のバイオ混焼拡大、脱炭素で安定供給 ・TREHD<9247>日本軽金属HDなどと、廃トラのアルミ材を架装向け再資源化 ・東急不動産HD<3289>民泊運営を包括支援、新会社設立 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 3月失業率(予想:2.4%、2月:2.4%) ・08:30 3月有効求人倍率(予想:1.25倍、2月:1.24倍) <海外> ・10:30 豪・3月小売売上高(予想:前月比+0.4%、2月+0.2%) 《ST》 記事一覧 |