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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/06/16 18:00,
提供元: フィスコ
16日の香港市場概況: ハンセン0.7%高で3日ぶり反発、不動産セクターに買い
*18:00JST 16日の香港市場概況: ハンセン0.7%高で3日ぶり反発、不動産セクターに買い
週明け16日の香港市場は、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比168.43ポイント(0.70%)高の24060.99ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が74.66ポイント(0.86%)高の8729.99ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は2292億4100万香港ドル(約4兆6054億円)に縮小している(13日は2942億8700万香港ドル)。
中国経済対策の期待感が高まる流れ。月次経済統計が総じて弱い内容となる中、当局は経済成長目標達成のため、追加の刺激策を打ち出すとの見方が広がった。取引時間中に国家統計局が公表した統計では、5月の小売は上振れたものの、同月の鉱工業生産や1〜5月の固定資産投資は予想を下回り、1〜5月の不動産開発投資は落ち込みが拡大している。中東地域の地政学リスクなどで指数は小安く推移していたが、中盤からプラスに転じ、引けにかけて上げ幅を広げた。主要7カ国首脳会議(G7サミット)が日本時間17日未明にカナダで開幕し、中東情勢も主要議題に上がるとあって、緊張緩和に向けた動きも期待されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が6.0%高、香港不動産デベロッパー大手の恒基兆業地産(12/HK)が4.7%高、モバイル端末・自動車メーカーの小米集団(1810/HK)が4.2%高と上げが目立った。
セクター別では、中国の不動産が高い。世茂集団HD(813/HK)が6.8%、遠洋集団HD(3377/HK)が5.8%、中国金茂HD(817/HK)が4.5%、広州富力地産(2777/HK)が2.0%ずつ上昇した。広州富力地産が公表した5月の営業実績は、不動産成約額が13億7000万人民元(約275億円)となり、前年同月との比較で4割増加している。
中国の金融セクターもしっかり。招商銀行(3968/HK)が3.5%高、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が3.0%高、中国人寿保険(2628/HK)が2.9%高、中国人民保険集団(1339/HK)が1.8%高、中国国際金融(CICC:3908/HK)が5.5%高、第一上海投資(227/HK)が3.9%高で引けた。
半面、産金セクターは安い。霊宝黄金(3330/HK)が12.1%、招金鉱業(1818/HK)が4.4%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.8%、山東黄金鉱業(1787/HK)が2.4%ずつ下落した。金相場の上昇が一服する中で、利益確定売りが優勢となっている。
医薬セクターもさえない。薬明生物技術(2269/HK)が5.4%安、中国生物製薬(1177/HK)が3.8%安、百済神州(6160/HK)が2.8%安と値を下げた。バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術については、筆頭株主のWuXi Biologics Holdingsが保有する同社株の一部をディスカウント価格で売り出す計画を明らかにし、これも売り材料視されている。
本土市場も反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.35%高の3388.73ポイントで取引を終了した。不動産が高い。金融、ハイテク、素材、インフラ建設なども買われた。半面、医薬は安い。消費関連、自動車、軍需産業、エネルギー、公益も売られた。
亜州リサーチ(株)
《CS》
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