携帯版 トレーダーズショップへようこそ。 国内送料無料 info@tradersshop.com
題名で    お買い物かごを見る   ご注文状況    ご利用方法  FAQ
このページの携帯版

新着 9月9日更新

■投資戦術

短期売買 デイトレード
スイングトレード
スキャルピング
システム売買
テクニカル
エリオット波動
フィボナッチ
一目均衡表
酒田五法
トレンドフォロー
逆張り
アノマリー 裁量
ファンダメンタル
成長株 決算書 FAI
サヤ取り 資金管理
心理 行動心理学
危機 占星術 格言

■対象市場・商品

オプション 225先物
FX (為替) CFD
商品先物 ゴールド
中国株 海外投資
不動産投資
ポーカー

■人物

相場師朗 石原順
岩本祐介 たけぞう
日経OP売坊
結喜たろう
W・バフェット
W・D・ギャン
B・グレアム
R・A・メリマン
W・J・オニール
ジム・ロジャーズ
ラリー・ウィリアムズ

■製品・サービス

カレンダー
セミナー DVD CD
メタトレーダー (MT4)
ソフトウェア レポート
雑誌 定期購読
小説・読み物
漫画 ゲーム 場帳
オーディオブック
 聞くには
アウトレット 9割引

■その他

新着 初心者向き
信用取引
金融工学
他店で入手困難
ブルベアグッズ

トップページ
電子メール
事務所のご案内
法定表示等
a@panrolling.com

フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/09/03 11:08, 提供元: フィスコ

Jオイル Research Memo(8):2025年3月期はスプレッドコントロールなどが奏功し2ケタ営業増益

*11:08JST Jオイル Research Memo(8):2025年3月期はスプレッドコントロールなどが奏功し2ケタ営業増益
■J-オイルミルズ<2613>の業績動向

1. 2025年3月期の業績動向
2025年3月期の業績は、売上高230,783百万円(前期比5.5%減)、営業利益8,572百万円(同18.3%増)、経常利益10,031百万円(同10.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,996百万円(同3.0%増)と、統合後の最高益を更新した。期初計画との比較では、売上高は14,217百万円未達だったものの、営業利益で1,572百万円、経常利益で2,531百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で1,996百万円の過達となった。

日本経済は、地域による温度差はあるものの、インバウンド需要の拡大や雇用・所得環境の改善による個人消費の持ち直しなどを背景に緩やかに回復した一方で、不安定な国際情勢、エネルギーコストの高止まり、円安長期化による物価上昇など不透明な状況が続いた。主原料の大豆や菜種の相場は、天候への懸念や生育状況を織り込みつつ、生産地の世界供給が緩んだため、ウクライナ情勢等による高値から中期的に戻すトレンドになった。大豆と菜種の搾油量がともに増加するなかでミールの需給は緩和したが、オリーブはスペインでの不作の影響により高値の推移となった。このような状況下、同社は第六期中期経営計画に沿って収益力の向上と高付加価値品の拡販を推進した。

この結果、売上面では、相場連動により減収となったが、インバウンドの回復を中心に業務用油脂の販売重量が増加した。利益面では、スプレッドコントロールによる油脂汎用品の価格適正化や、家庭用マーガリンなど不採算事業の整理などにより収益力が向上、在庫抑制が進んだことで資産効率も改善した。高採算の高付加価値品は、家庭用油脂が「味の素」ブランドのオリーブオイル、業務用油脂は独自技術による廃油の抑制で差別化された“低負荷”の長持ち油、これも独自技術で業界別の課題を解消する「TXdeSIGN(R)」シリーズなどが堅調に推移した。このため売上総利益率が大きく改善し、将来の成長に向けた研究費や投資の拡大、物流費・人件費の増加をカバーして、2ケタ営業増益となった。なお、受取配当や持分変動利益の減少により、親会社株主に帰属する当期純利益は1ケタ増に留まった。また、期初計画との比較で売上高が未達になったのは相場が想定と異なったためで、利益が過達になったのは販売重量を維持するなかでスプレッドコントロールが想定以上に効果的だったことによる。

セグメント別の状況は、各セグメントでともに減収となったものの、それぞれ2ケタ増益を確保した。

油脂事業のうち家庭用油脂は、物価高騰による生活防衛の高まりや外食回帰の影響、不作を背景とするオリーブオイルの継続的な値上げによる需要減少などにより、販売重量が前期をやや下回った。一方、オリーブオイルの価格改定や、環境負荷低減や使いやすさが特長の「スマートグリーンパック(R)」など注力商品の継続的な拡販により、売上高は前期をわずかに上回った。ただし、オリーブオイルのコストアップは減益要因となったようである。業務用油脂は、実質賃金の伸び悩みにより節約志向が見られるなか、インバウンド需要の拡大や国内人流の活性化で外食市場が回復し、販売重量は堅調に推移した。一方、原材料価格の軟化を受けて販売単価が下落したため、売上高は前期を下回った。こうした状況下、物価上昇による食材コストの上昇や深刻化する人手不足といった課題に対し、品質劣化を抑えて長く使える「SUSTEC(R)(サステック)」シリーズや、調理にかかる時間や負荷を軽減する「調味油」「調理油」など、機能性を強化した高付加価値品の拡販を推進した。油糧部門については、大豆ミールは搾油量の増加に伴って販売重量がわずかに増えたが、円安水準とはいえ、シカゴ大豆ミール相場が下落したことで販売価格が低下した。菜種ミールは搾油量の増加につれて販売重量も拡大し、販売価格は大豆ミール価格下落との連動や国内供給増加による需給ひっ迫感の解消により大きく低下した。こうした結果、油脂事業全体で減収となったが、コストダウンやスプレッドコントロールにより大幅増益となった。

スペシャリティフード事業のうち乳系PBF部門については、業務用油脂加工品は土産菓子のインバウンド需要が継続し、製パン向け需要も堅調に推移したが、家庭用マーガリン(ラーマ)の終売や原材料価格高騰による最終需要家の油脂使用量削減の影響により、販売重量、売上高ともに減少した。粉末油脂事業は、販売重量がほぼ前期並みとなるなか、原料相場と為替相場の変動により売上高は増加した。この結果、乳系PBF部門の売上高は減少したが、不採算だった家庭用マーガリンの終売効果により損失幅は大きく改善した。食品素材部門については、「TXdeSIGN(R)」シリーズが製菓製パン用途や畜肉用途への提案を強化したことで採用が進み、販売重量は堅調に推移した。一方、油脂事業と協働して「おいしさデザイン(R)」によるソリューション提案を推進したが、とうもろこし相場の下落により段ボール用コーンスターチの販売価格が下落したため、売上高はやや減少となった。ファインは、国内市場を中心にビタミンK2の新規採用や使用量拡大が進んだものの、売上高は前期並みに留まった。大豆たんぱくをベースとしたシート状大豆食品「まめのりさん(R)」は、主要販売先である北米向け出荷が伸長したこと、価格改定に取り組んだことから、販売重量、売上高ともに増加した。この結果、食品素材部門の売上高、利益ともに減少した。スペシャリティフード事業全体では減収となったが、家庭用マーガリンの終売効果により増益となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)


《HN》

記事一覧

  • 2025/09/12 04:00:9月11日のNY為替概況
  • 2025/09/12 03:42:[通貨オプション]OP売り継続、レンジ相場で
  • 2025/09/12 02:36:NY外為:ドル売り一服、米30年債入札は低調との見方
  • 2025/09/12 01:19:BTC続伸、11.5万ドルも視野、米利下げ期待にリスク資産に投資資金向かう【フィスコ・暗号資産速報】
  • 2025/09/12 01:12:NY外為:BTC続伸、11.5万ドルも視野、米利下げ期待にリスク資産に投資資金向かう
  • 2025/09/12 00:33:NY外為:ドル続落、米利下げ確実視
  • 2025/09/11 23:41:【市場反応】ECB予想通り政策金利据え置き決定、利下げ終了示唆しユーロ買い
  • 2025/09/11 22:41:【市場反応】米8月CPI/先週分新規失業保険申請件数、ドル軟調
  • 2025/09/11 20:08:欧州為替:ドル・円は伸び悩み、節目付近の売りで
  • 2025/09/11 19:16:欧州為替:ドル・円はじり高、148円に接近
  • 2025/09/11 18:27:11日の香港市場概況:香港市場は5日ぶり反落、利益確定売りが優勢
  • 2025/09/11 18:20:11日の中国本土市場概況:上海市場は続伸、ハイテクや素材が上げ主導
  • 2025/09/11 18:19:欧州為替:ドル・円は小じっかり、高値圏でもみ合い
  • 2025/09/11 18:15:日経平均テクニカル:大幅続伸、高値更新も25日線乖離は過熱ライン未満
  • 2025/09/11 18:13:ミガロホールディングス---FreeiDマンションPlusをセントラル総合開発の分譲マンションに導入
  • 2025/09/11 18:12:TDCソフト---「SAFe(R)」の認定トレーニング、国内累計受講者数が3,000名を突破
  • 2025/09/11 18:11:ハウテレビジョン---2Qも2ケタ増収、新卒サービスを中心に堅調に売上が伸長
  • 2025/09/11 18:10:欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米インフレ加速も日銀利上げ観測
  • 2025/09/11 17:21:東京為替:ドル・円はしっかり、夕方にかけて堅調
  • 2025/09/11 16:58:東証グロ−ス指数は大幅反落、投資資金は東証プライムに向かう
  • ■投資ニュース

  • 2025/09/12 04:00:9月11日のNY為替概況
  • 押しと戻りを視覚化「フィボナッチ」ランキング (9/11更新)

    バックナンバー

    フィボナッチ・マーケットスラクチャー

    1. フィボナッチ・マーケットスラクチャー
    2. DVD エリオット波動原理の基本 3
    3. マーケットのテクニカル分析
    4. DVD フィボナッチトレーディグ
    5. DVD ジョー・ディナポリのフィボナッチ戦略


    ■特集

    総合ランキング
    DVDランキング
    オススメの一冊
    無料メールマガジン
    読者の御意見
    用語解説
    投資のススメ
    著者の投資コラム 携帯待受画面
    シカゴ絵日記

    カタログ: PDF (24MB) Updated!
    紙のカタログ請求

    提携プログラム
     ウェブサイト、ブログを
      お持ちの方、紹介料率
      最大20%!


    オーディオブック無料視聴

    Podcast RSS配信

    ポッドキャスティングの受信ソフトにこのバナーのアドレスを登録すると、新しいオーディオブックが更新された時に自動でダウンロードされ、より便利にお楽しみいただけます。このアイコンをiTunesにドラッグ&ドロップすると自動的に登録されます。