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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/06/13 16:46, 提供元: フィスコ 13日の中国本土市場概況: 上海総合0.8%安で3日ぶり反落、産金・石油は逆行高*16:46JST 13日の中国本土市場概況: 上海総合0.8%安で3日ぶり反落、産金・石油は逆行高13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比25.66ポイント(0.75%)安の3377.00ポイントと3日ぶりに反落した。 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中東地域の地政学リスクが警戒されたほか、中国指標の発表も気がかり材料となった。イスラエル軍は13日、核関連施設を含むイラン各地の軍事施設を数十カ所空爆したと発表。イラン軍報道官は同日、イスラエルへの反撃は確実に行われると声明した(その後、イランから100機以上の無人機がイスラエルに向けて発射されたとの情報も伝わる)。一方、中国では週明け16日、5月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される。市場コンセンサス予想では、4月実績をやや下回る見込みだ。これまでに報告された月次経済統計が総じて弱い内容だっただけに、結果に対する警戒感もくすぶっている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、自動車の下げが目立つ。広州汽車集団(601238/SH)と重慶千里科技(601777/SH)がそろって4.2%安、賽力斯集団(601127/SH)が2.9%安、北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が2.8%安で引けた。 医薬株も安い。康縁薬業(600557/SH)が6.4%、浙江華海薬業(600521/SH)が3.9%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.5%、天士力医薬集団(600535/SH)が2.9%、昭衍新薬(603127/SH)が2.6%ずつ下落した。消費関連株、不動産株、金融株、ハイテク株、空運株なども売られている。 半面、産金や石油関連の銘柄群は高い。赤峰黄金(600988/SH)が5.3%、山東黄金(600547/SH)が4.0%、中金黄金(600489/SH)が2.1%、中海油田服務(601808/SH)が3.9%、中国海洋石油(600938/SH)が3.0%、中国石油天然気(601857/SH)が1.2%ずつ上昇した。市況高が追い風。地政学リスクの高まりを受け、金のスポット価格は史上最高値を更新し、時間外取引のNY原油先物は一時10%超上昇した。また、海上運賃上昇の思惑で、タンカーの中遠海運能源運輸(600026/SH)が6.8%高、招商局能源運輸(601872/SH)が6.6%高と値を上げている。軍需産業株、公益株、通信株も買われた。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.17ポイント(0.45%)安の255.85ポイント、深センB株指数が12.06ポイント(1.03%)安の1160.72ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |