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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/06/16 08:25,
提供元: フィスコ
重要イベントを前に様子見ムードか
*08:25JST 重要イベントを前に様子見ムードか
[本日の想定レンジ]13 日のNYダウは769.83ドル安の42197.79ドル、ナスダック総合指数は255.65pt安の19406.83pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比130円高の37910円だった。本日は主要7カ国首脳会議(G7サミット)や日銀の金融政策決定会合など重要イベントを前に様子見ムードが強まりそうだ。前週末は、中東地政学リスクの高まりからリスク回避の売りが先行した。ローソク足は4本連続して陰線を形成し、高値と安値も連続して切り下がり、黒三兵をとなった。黒三兵を形成すると、相場が弱気相場に転換する可能性を示唆するパターンとされ、下押し圧力が警戒される。ただ、中東地政学リスクは前週末の下落である程度織り込んでいるとみられるほか、夜間取引の日経225先物も上昇し、円高も一服しているため、本日は押し目を拾う動きもあるかもしれない。一方、16日からはG7サミットに加え、日銀会合、17日から米連邦公開市場委員会(FOMC)といった重要イベントを前に積極的に売り買いを仕掛ける向きは少ないと思われる。米国と日本や中国など貿易相手国との通商交渉の行方がどうなるのか気掛かりなためだ。日米の金融政策決定会合では、政策変更はないと予想されるが、植田和男日銀総裁やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言内容次第では、為替などの影響が想定されるだけに、それまでは様子見姿勢が強まることが予想される。しかし、イランとイスラエルの衝突が早期に収束する兆しは現時点でみられず、中東関連報道次第では振れ幅が大きくなる可能性もありそうだ。上値のめどは節目の38000円や5日移動平均線(38145円)、下値のめどは、25日線(37760円)や心理的な節目の37500円などが挙げられる。
[予想レンジ]上限38200円−下限37600円
《SK》
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