谷口和弘 Kasuhiro Taniguchi
世界の金融先物、日本株などの研究およびトレーディング・システムの開発を行う。取引時間を短縮することにより、市場動向の予測の精度が高くなるとの考えに基づき短期売買を主体とした運用スタイルを確立。成功している数々のシステムトレーダーから、絶大な信頼を寄せられている。

研究発表
ボリンジャーバンドシステムについて
Excelを用いた売買検証法


トレードで成功しようと思ったら、ギャンブルで勝つ方法を学習することは大いに役に立つだろう。トレードとギャンブルで勝つ方法は共通点が多い。自分に有利な状態を研究し戦略を立て、相手(値動きや板)を観察し、有利な状況が来るのを待って勝てる確率が高いときにベット(トレード)する。また途中で破産しないようにベット(ポジション)サイズをコントロールするといった具合だ。

有利な状況下で淡々と賭け続ければ大数の法則で収益を積み上げていくことができる。トレードでも同じだ。1日に1トレードしかしなければ、如何に有利な状態で賭けても日々の損益を安定させることはなかなか難しい。しかし1日に多くのトレードをこなせば日々の損益も安定させることができる。私の場合、1日に50トレードくらいするのであるが、それくらいエントリーすれば日々の収益はある程度安定させることができるのである。