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TradeStation 2000i
受講ノート5

第5回ペーパー・トレードをしてみよう

　前回は、トレードステーションに盛り込まれたテクニカルの機能と、画面表示の工夫の方法を学びました。今回は、つもり売買をしてみて、時間足やティック足での短期売買について検討してみましょう。（注：中には、講師の話を誤解してしまっているところが、あるかもしれません）

例）10年物国債8月限（TYU0)

つもり売買のやり方はいたって簡単で、画面表示を1クリックづつ
左に動かしてゆき、MAの交差したところを、売買タイミングとします。
ただしそこでは、ストキャスティクスと支持抵抗線（含ギャン・ライン）を考慮します。

このつもり売買を、ティック足、複数の時間足で行い、データを集めます。

実際はスプレッドシートを用意して、時間と買建値段とストップと売落値段を記入しますが、
それは次回のこととして、理由だけを書いてゆきます。

8月9日

① Crossing Downで売建（ただしストキャスティクがかなり低いことに注意）
② ストキャスティクが売り過剰で値段が短期線を切ったことから撤退
③ Kissing Downで売建
④ Crossing Upで買落
⑤ Crossing Downで売建
⑥ ストキャスティクと値動きが逆行しており、8日からの支持線をブレイクできず、
短期線を上回ったことから買落
⑦ Crossing Upで買建、ここで立会終了。抵抗線を抜いて引けたことに注意する。

8月10日

① Crossing Downだが、何度か試されて転じた支持線すれすれなので、様子をみる。
② Crossing Upで買建。
③ Crossing Downで売落。ただしストキャスティクの弱さに注目、ドテンはしない。
④ 結局だましだったとみて、Crossing Upで買建。
⑤ ところが勢い弱く、ストキャスティクと逆行したことから、売落＆売建のドテン。
⑥ また逆行し、戻した値段が長期線を抜けたことから買落＆買建のドテンで立会終了。

8月11日

① Crossing Downで売建。ただしストキャスティクと支持線に注意。
② 値動きが短期線を越えたところで、買落。
③ Crossing Upで買建。
④ しかしCrossing Downで売落＆売建。
⑤ 支持線を抜け、価格が短期線より下にあることから売増。立会終了で手仕舞い。

やっとトレンドらしいトレンドが現れた。
ストップの位置を下げて行き、利益を確保するようにする。

8月14日

① Crossing Upで買建。
② Crossing Downで売建＆売落。
③ Crossing Upで買落＆買建で立会い終了。

8月15日

① ギャップをつけて安寄り。前日の高値が99-240～250の抵抗線を抜けなかった。
このスイング・ハイからギャンラインをひく。Crossing Downで売建。
② 値動きがギャンのアクシスで押してきたことで売増。
③ ストキャスティク逆行に、アクシスを抜けたことから買落。
④ Crossing Upとギャンのアクシスを抜けたことから買建。
⑤ Crossing Downとギャンのアクシスを抜けたことで売落。

8月16日

① Kissing Downで売建
② Crossing Upで買落。99-095のスイング・ローからひいた、
フィボナッチラインとギャンラインで抵抗が目の前にあるので、買建を控える。
③ フィボナッチの38.2％を超えたところで買建。ギャンの1×1に頭重い展開。
④ Crossing Downで売落。

8月9日～8月16日の3分足を見てみると、以下のようになります。

TIPS

フィボナッチやギャンを翌日にまで延ばし、ロードマップらしくする。
チャートを右クリックで[Format Window]（もしくはツールバーの[Format]→[Window]）
で「Properties」→「Bars to Right」のコラムに数値（たとえば50）を入力。
すると翌日分を空白で出すことができる。

フィボナッチラインは、線上を右クリックし、
[Extend right]の項目を選択すると、右側に伸ばすことができる。

[ピボット・ポイントの算出法]

（高値＋安値＋終値）÷3
または
（高値＋安値）÷2

[その日のマーケットを分類する]

Normal Day　寄付きからの値動きを往来
Normal Variation Day　寄付きから30分の値動きが10Ticksだったとすると、
その後さらにその10Ticks上下を往来
Trend Day　その幅を超えた値動き

[マーケット画面を見る順序]

1Tick、3分足、5分足、30分足、60分足とみて、その支持抵抗を認識し、１Tick足へと戻る

[Trailing Stop]

ポジションがトレンドに乗ったら、トレンドを追いかけてストップの位置を変える。

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第5回 ペーパー・トレードをしてみよう