TradeStation 2000i
受講ノート4

第4回 チャートをカスタマイズしてみよう

 前回は、トレードステーションのチャート機能を使って、
売買モデルを検討してみました。今回は画面表示を工夫することで、
個性的な分析環境を作る方法を学びましょう。


時間枠で並べてみる

まずはチャートを4画面に分割して表示してみましょう。

インストゥール時のチャートは黒地に緑の罫線がひかれますが、
画面上では見やすいのですが、印刷するには適していません。
そこで表示の配色を変えてみましょう。

まず背景色は右クリック[Format Window]→[Background]のタブで設定します。
「Background Color」のコラムで色を選びます。まずは白にしてみましょう。
そのままでは白地のフォントが隠れてしまうので、「Font」のタブを出して、
すべてを黒にしてみます。数字が見にくい場合は、大きくしてもいいでしょう。

そして右クリック[Format Symbol]→「Style」タブの「Component color」で罫線の色を変更できます。
ここではオーソドックスに黒を用いましょう。

ここで背景色を工夫してみましょう。
先ほどの「Background Color」のコラムにある[other]をクリックすると、
自分の気に入った色をつけることができます。
色の設定は、日本語のウィンドウで表示されます。

たとえば1ティック・チャートの背景色を白、100ティックを薄い赤、
3分足を薄い黄色、5分足を薄い緑にしてみると、次の図のようになります。   

たとえば3分足ではクロスするのに、5分足ではクロスしない場合があることや、
3分・5分で生じた支持抵抗線を考慮して、1ティック・チャートを見ることができます。

2 コア・チャートに様々なテクニカルを複合させてみる

左上に売買モデルである移動平均とストキャスティクスのチャートを表示し、
その周りにいろいろなテクニカルチャートを表示させることで、
モデルによる売買判断と、他のテクニカルの売買判断とを検証してみます。

例1

例2

トレードステーションのInsertの項目には
Indicator、Show Me、Paint Bar、Activity Bar、Probability Map、Strategyがあります。
この前3つを使ってみましょう。
「Indicator」にあるテクニカルの指標は以下の通りです。

Absolute Breadth、Accumulation Distribution、AccumSwingIndex、Advance-Decline Line、Advance-Decline Ratio、ADX、ADX Classic、ADX Rating、Arms Index (TRIN)、Average True Range、Black Scholes、Bollinger Bands、Candlestick Patterns、CCI Average、Chaikin Oscillator、Comm Channel Index、Comm Sel Index、Correlation、Custom 1 Line、Custom 2 Lines、Custom 3 Lines、Custom 4 Lines、Day Open-Close Line、Detrended Price Osc、DMI、Ease of Movement、Expert Analyst、Gapless Bar Chart、HPI、Implied Volatility、Keltner Channel、LarryWilliams Expert、Lin Regression Line、Linear Regression、MACD、Market Thrust、Mass Index、McClellan Oscillator、MFI、Momentum、Money Flow、Mov Avg 1 Line、Mov Avg 2 Lines、Mov Avg 3 Lines、Mov Avg Adaptive、Mov Avg Envelopes、Mov Avg Exponential、Mov Avg Triangular、Mov Avg Weighted、Net Change、Next3rdFriday、On Balance Volume (OBV)、Open Interest、Option Delta、Option Gamma、Option Price、Option Profile、Option Theta、Option Vega、Parabolic、Pcnt Chng 1 Data-Cum、Pcnt Chng 2 Data-Cum、Pcnt Chng 3 Data-Cum、Pcnt Chng 4 Data-Cum、Percent Change、Percent R、Price Channel、Price Oscillator、Price Volume Trend、Rate of Change、RSI (Relative Strength Index)、R-Squared、Spread (ratio)、Spread (x-y)、Standard Error Bands、Stochastic - Fast、Stochastic - Slow、Stochastic Classic、Swing Index、Strategy Equity、ThomasDeMark Expert、Time Series Forecast、Trendlines-Automatic、TRIX、TypicalPrice、Ulcer Index、Ultimate Oscillator、Volatility、Volatility Extrm Val、Volatility Std Dev、Volume、Volume Average、Volume Down、Volume Oscillator、Volume ROC、Volume Up、Weighted Close、Williams Acc-Dis、ZigZag Percent 以上

Show Meは以下の条件のものをチャート上に図示してくれます。

Big Volume Bars、Brkout of x bar High、Brkout of x bar Low、Consecutive x bar Dn、Consecutive x bar Up、Count Criteria、Gap Down Bar、Gap Up Bar、Head & Shoulders Bot、Head & Shoulders Top、Inside Bar、Island Reversal Down、Island Reversal Up、Key Reversal Down、Key Reversal Up、New Highs、New Lows、Outside Bar、Pivot High、Pivot Low、ShowMe(tm) Anything、Volume Breakout

Paint Barは以下の条件でバーチャートに色をつけてくれます。

%R < X、%R > X、Close Avg < Open Avg、Close Avg > Open Avg、Count Criteria、Day of Week、Expiration、First Bar of Period、Momentum Decreasing、Momentum Increasing、Mov Avg Crossover、Paint Any Bar、Percent Decrease、Percent Increase、Price < x Bar Avg、Price > x Bar Avg、Stochastic %K Zones

例1 月曜日の値動きを見たい場合
[Insert]→[Paint Bar]→[Day of Week]→[OK]→[Edit]→「Monday」と記入
→[OK] で、下の図のようになります。(配色も変えられます)

例2 移動平均線が交差したことをバーで配色する場合
同様にして[Mov Avg Crossover]、数値を変更して[OK]します。

またツールバーのDrawingを使って支持抵抗を出して検証してみましょう。

3 関連する銘柄を表示してみる

上にオート麦12月限と小麦12月限、下にコーン12月限と大豆11月限を置いてみました。
古典的なT-bondとS&Pを比較しても面白いでしょう。


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