〜めざせヘッジファンド!〜
シカゴ絵日記


 

 

 

 

 

 

10月4日〜11日 日本に一時帰国する

 

日本へ一時帰国。帰国理由は控えておく(笑)

写真は各座席に装着されている液晶モニター。ピンぼけは撮影者の技量に劣るため。

 

 

往復に使ったANAシカゴ便(エコノミー)は、いくつかのビデオ放送とゲームが楽しめる。

ゲーム(上海と麻雀)に熱中しすぎて、機内で寝なかったため、その後、時差ボケに苦しむ。

サービスの悪い、米国系航空会社より日系の航空会社のほうが全然快適。

時期によっては日系のほうがチケットが安い。前左右に座る人が居なかったので、楽だった。

 

帰国中はパン・ローリング社とMKニュース社を訪問。

路頭に迷っていた自分を使ってくれた恩義は、決して忘れてはならない。

 

また、メールをくださった(自分の名前をクリックするとメッセージ画面がでてくる)CTAでの独立を目指してらっしゃる、奇特な方とお会いする(笑)。

話に花を咲かせる。

 

拙訳の文章が役に立ったということで、

この仕事をやっていて、本当に良かったと思う。


【CTAになるために】

 

1.試験勉強

 

米国でCTAになるには、シリーズ3という試験に合格する必要がある。

試験内容は、米国の先物業務全般を網羅している。

マーケットに関する問題と、規則規制に関する問題で、

それぞれ70%以上正解すれば合格になる。

 

試験時間は2時間30分。120問を解答。

シカゴで受けるなら、外国人向けに時間延長してもらえる。

ポケット辞書は持ち込み可だが、何度か検閲されるそうだ。

 

水準は個人差があるが、日本の商品先物の基礎知識があれば、

1〜3ヵ月程度、集中して勉強すれば合格すると思う。

シリーズ3の教科書は、Center for Futures Education, Incで手に入れることができる。

日本語の用語訳もある。便利な時代になったものだ。

基本的に、この教科書が理解できれば合格はする。

 

 

2.受験申込 参考

 

NASD(全米証券業協会)が試験を取り扱う。

 

自分は米国内で受けたが、日本でも受けられる。

スポンサーがなく、米国に口座がなくNASDに受験料が払いにくい人は、

Center for Futures Education, Incが、クレジットカード払いで代行してくれる(高い)。

日本での試験日程はここ


米国内で受ける場合、

U-10 Formに必要事項を記入してNASDに受験料(75ドル)の小切手とともに送付する。

SSNは「Japanese Citizen」とすれば良い。

  

NASD(301-590-6500)に電話して書類が届いたことを確認し、

受験場所(シカゴの場合)と受験日を決定する。

外国人が時間延長をできる日は限られている。

NASDAQはハイテクなのに、NASDの手続きはローテクだ。

 

 

3.CTA登録 参考

 

米国の場合、試験はオンライン端末で行うため、結果はすぐに出る。

そこでもらった合格証は、2年間効力をもつ。CTA登録には、以下の書類をまとめてNFA宛てに送る。

・シリーズ3合格証のコピー

・「Form 7-R」 CTAに登録するための申請書類

・「Form 8-R」 個人記録

CTA登録料170ドル+NFA年会費500ドル+個人登録費70ドル

指紋押捺3枚 

 

指紋押捺には所定のカードが必要。

NFAから取り寄せて、公証人役場で公証してもらう(1枚1万1千円だったと思う)。

自分は家にあったスタンプで間に合わせてしまったが、

MKニュースで本格的なサービスをしていて、基本的に、こちらの方が安い。

 

疑問点がある場合、NFAにメールすれば即答してくれる。

また規定がコロコロ変わるので、注意。

 

NFAから書類を受理した知らせとともに、アンケートが送付される。

それに記入し、また公証人役場で公証をもらい、返送する。

 

 

4.倫理研修

 

CTA登録に成功すると、次は「倫理研修(Ethics Training)を受けなさい」

という通知が来る。これを登録から半年以内に受けなくてはならない(1回目は4時間)。

そして3年毎に1時間の研修を受けることになる。費用は人によって違う。

 

日本では渋谷のトライメディア社が教材の販売をしているという。

 

ふう。