〜めざせヘッジファンド!〜 シカゴ絵日記 |
朝7時のラサール街。奥にあるのがCBOT。
最近は寒かったり、暑かったり、程よかったりと
ボラタイルな天気。
22日の大豆相場は11月限が5ドルを狙ってのこう着状態を見せる。
ところが、オプション・ピットは活況を呈する。
3人のトレーダーもボラティリティそのものや、Skewを修正するなどして、
積極的にプット、コールを売買する。
この盛り上がりの理由を聞いてみたが、
今のところ、正確な解答をもらうことができていない。
金曜日はオプション・トレーダーに、特別の何かがあるのだろうか?
こういう日に限って、ライアンがCMEに助っ人に行っていて、
文字通り猫の手として、ターミナルに入力するフラーズの仕事を
自分がすることになる。まだ5日目なのに・・・
まあ、この様なアシスタントの仕事をこなすことで、
門前の小僧で、トレーダーの技を学ぶことができるのかもしれない。
フラーズもライアンの代役と言うことで、
3人のトレーダーの先物への注文伝達役をこなす。
基本的に、先物は流動性の高い期近の11月限を売買するが、
どうしても先の限月を利用したい場合には、スプレッドを用いる。
こうすると流動性の低い先の限月も、狙いどおりの値段で売買することができる。
スプレッドとは「1月売−11月買」といったもので、
米国では、サヤ幅自体が売買の対象となる。
証拠金も比較的安くて済むので、個人投資家の方にも勧めたい売買手段だ。
ちなみに『オプション−その基本と取引戦略』によると、
現在、MMで成功するのは5人のうち1人だという。
この割合は、オンラインの時代にはどのように変わるのだろうか?