〜めざせヘッジファンド!〜
シカゴ絵日記

スタイドル・マイヤー氏

7月25日
CBOTへ、スタイドルマイヤー氏の取材に行く

J.Peter Steidlmayer氏は、
マーケット・プロファイルの考案者として
トレーダーたちの尊敬を集めている人物。

CBOTのフロア・トレーダーは、
こぞって取引所フロア内にあるCQGを利用して、
マーケット・プロファイルを分析している。

最新作、キャピタル・フローV.32の説明をする
スタイドルマイヤー氏。

早口かつ、大学教授的な説明に、
自分の能力では、ついていくのも大変。 
「大丈夫、ネイティブでも全部は分からないから」
と、とあるトレーダーのなぐさめ。

今は自分のアイデアをソフトにできる環境が重要であって、
「(ソフトや本による)金銭的利益は関心が無い」とのこと。
と、いうことで本の執筆予定は無いのだとか。

そのかわりに定期的にセミナーを開き、
ソフトの利用法をトレーダーにレクチャーしている。

生まれはカルフォルニアの米農家とのこと。
陸軍に務めたあと、投資に興味を持ってやってみたものの
なかなか勝てず、そこで「優位性を得るにはどうしたらよいか」と
考えるようになったそうだ。

その解答は、「ゴルフでいえば最悪ボギーで抑える」ということらしい。
つまりプレーするためには、負けないようにすることを第一に考えたという。
マーケット・プロファイルの原点はここにあるようだ。

CBOTのローカルズとなって、マーケット・プロファイルを考案。
現在はCBOTのビルに事務所をかまえ、ソフト開発等でかなり忙しいそうだ。

ちなみに本人は姓名を「スタイドルマイヤー」と発音していた。
シュウェガーをシュワッガーをというが如し。

『エクスチェンジ』誌に、
マーケット・プロファイルのとらえ方と、
キャピタルフローV.32の簡単な紹介を執筆予定。
ボツになったら、こちらに掲載予定(笑)