「上場間近、投資資金の2〜3倍は儲かる!」大塚製薬、リクルート、関空、日本ファースト証券……、濡れ手に粟の未公開株投資話で高額を巻き上げる悪徳商法。そんなブラックビジネスの世界に潜入したルポライターが見た、「騙し」の手口とそこに生息する懲りない紳士、淑女たち!
被害額を膨らます「増し」の手口! 未公開株の詐欺的商法の被害総額が膨れ上がるのは、カモった客に「リスク分散」を理由に複数の銘柄を「買い増し」させるからである。購入した未公開株が「上場しないかもしれない」という客の不安につけ込み、次々と新しい銘柄を売りつけるのだ。 たしかに上場株ならば、いくつかの銘柄を買うことで少なくとも投資額を100％失うことはなくなる。だが、上場する保証のない未公開株は、買えば買うだけ紙クズになるリスクが高まるのだ!
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