金融工学を駆使した最先端技術、というイメージがついて回るデリバティブですが、考え方そのものは非常に古く、遠く古代にまでさかのぼります。今日デリバティブは、商業活動の発展とともに商品から金融、そして天候や地震によるリスク回避といった新たな分野へ拡がりつつあります。本書は、複雑にからまったデリバティブの世界を先物、オプション、スワップ、新しいデリバティブの4つに分け、歴史的背景を織り込みながら、特徴を簡単に整理しています。 さらに企業評価の方法として注目されているリアル・オプションについても解説しました。巻末の豊富な用語集・略語集と合わせ、デリバティブ入門の決定版ともいえる内容になっています。
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