■本DVDの内容 今回のオプションセミナーは、徹底して実践的な取引のやり方についてお話したものです。 「講義調のセミナー」というよりは実演に力点をおいた「ワークショップ」に近いものになります。 取引のやり方を示し、皆様が考えた後に、その解説をしております。 本DVDの視聴者は、あらかじめオプションの基本的な知識がある方を対象にしています。 プロのオプション取引のやり方を見て参考にしたい方は奮ってご視聴ください。 増田丞美 （オプション倶楽部監修者）

1.オプションを買う戦略

• VIX 日足と15分足
  
• プットの価格表
  
• UNG 日足と15分足の比較
  
• プットの価格表
  
• POT
  
• 当初の買い戦略が失敗しそうなとき、どうするか？
  
• オプションならではの「時間差スプレッド」
  
• POTの価格表
  

2.通常オプションの売り戦略

• ボラティリティを売る戦略
  
• NOPS(Nuetral Option Positioning Strategy)
  
• DOPS(Dynamic Option Positioning Strategy)
  
• FXE
  

3.LEAPSプット売り戦略

• EWJ
  
• C
  

4.横のスプレッド

• カレンダースプレッド
  
• ATMを用いる場合
  
• OTMを用いる場合 例:AMZN
  
• リバースカレンダースプレッド 例:FSLR
  

5.縦のスプレッド

• 場帖/玉帖
• オプション取引のためのチャートの活用

• 例:GS 2009年8月限
  
• 2009年10月限
  

• TLT 日足・15分足
  
• AMAG 日足
  

《 Disc 3&4 》

1) 方向性を取るポジションの演習

• 対象物の選び方
  
• ITM買い
  
• 縦のスプレッド
  -FXC
  -ISRG
  -MTB
  -GMCR

• 対象物の選び方
  
• ヘッジ法
  -SPY
  -EWJ
  -MCD
  -SHLD
  -UNG

• 縦のスプレッド
  
• 横のスプレッド

• 株式オプション(例SKF)
  
• 株価指数オプション(例：DIA)
  
• 債券オプション(例：TLT)
  
• 商品オプション(例：USO)
  
• 商品オプション(例：GLD)
  
• 商品オプション(例：UNG)
  
• 通貨オプション(例：FXY)
  
• 通貨オプション(例：FXE)

6) 質疑応答

■スプレッド

―ストラングルスワップ（「リバースカレンダースプレッド」）
スプレッドの縮小から利益を得る。
株価の上下いずれかの大幅変動またはIVの減少のいずれかあるいは
両方によって利益を売ることができる。（ATMを用いる。）

―リバースストラングルスワップ（「カレンダースプレッド」）
スプレッドの拡大から利益を得る。
(ATMで仕掛ける場合)株価が一定水準の間のレンジ内の動きまたはIVの上昇、
あるいはそれのいずれかによって利益を上げることができる。
（OTMで仕掛ける場合）買い戦略と同様に思惑と方向性が一致した場合
（↑株価が上昇する方向に賭ける場合は、OTMのコール、ITMのプットで仕掛ける。
株価が下落する方向に賭ける場合は、OTMのプット、ITMのコールで仕掛ける。）

■ボラティリティを売る戦略

ボラティリティの非常に（異常に）高い銘柄の株式オプションを売る戦略。
このようなオプションの価格には大きな歪みが見られるため収益を得るチャンスである。
また、IVとHVの間に異常なほど大きな乖離がある場合もチャンスです。
このような状況にある銘柄を対象にオプション売り戦略を実行する。
2008年はこの戦略は見事にはまった。

■LEAPS(長期オプション売買)

※LEAPSとは…？
Long-Term Anticipation Securitiesの略語で、直訳は「長期期待証券」。
要するに、長期株式（株価指数、ETFを含む）オプションである。
一般のオプションの違いは、残存期間だけである。
残存期間が9月以上の株式オプションを特に、LEAPSと呼ぶ。
1990年に米国で初めて上場された。
LEAPSという名称にはOption(オプション)という単語が含まれていないが、商品構造はオプションそのものだ。
つまり、価格決定のメカニズムは通常オプションと同じである。

満期日までの期間が9ヶ月以上の長期株式オプションであるため、
毎日相場が見ることができない人でも容易に売買できる戦略。

特徴・優位性 より大きなプレミアムを獲得できる 証拠金に対する期待利益が大きい 毎日オプション市場を監視する必要がない オプションの知識がほとんど必要ない 株式売買と同じ要領 成功確率が非常に高い

■DOPS

※DOPSとは…？
DOPSは買い戦略と売り戦略の組み合わせを積極的に用いて、
市場変動や他の市場条件に合わせてポジションの調整をして、最終的に利益を狙う戦略です。

NOPSがコールとプットを両方の「売り戦略」をのみを用いるのに対して、
DOPSは買い戦略と売り戦略の両方を用いる手法です。
基本的には「売り戦略」を主体として、そのヘッジを買い玉によって行います。
より端的にいえば、スプレッドをよりダイナミック
（＝動的に市場変動や市場条件の変化に合わせてポジションを取ること）に行う手法です。
当初ポジションは、原市場のトレンドと“スキュー”を考慮し「買い戦略」、
またはオプション価格が歪んでいる側のオプション（コールまたはプット）の「売り戦略」のポジションを優先させます。
そのヘッジ玉を入れながら、ポジションを調整します。
NOPSと決定的に異なるのは、コールの売りとプット売りでバランスさせたりしないことです。
NOPSはIVが大きく上昇したり、原市場が上または下に大きく急変動したときのリスクが非常に大きいのです。